2023 Fiscal Year Annual Research Report
「開発と平和のためのスポーツ」施策に関する国際比較研究
Project/Area Number |
21K11390
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
齊藤 一彦 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (60413845)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 昌太郎 同志社大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (50433090)
山平 芳美 広島市立大学, 国際学部, 講師 (40645850)
白石 智也 広島文化学園大学, 人間健康学部, 助教 (00881822) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 開発と平和 / スポーツ国際貢献 / 開発と平和のためのスポーツ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、諸外国における「開発と平和のためのスポーツ(Sport for Development and Peace:以下、SDP と表記)」施策の動向及び現状について明らかにし、今後、日本が検討すべきSDPに関する方策及び課題を導出することを目的としている。そのための主な課題は以下の2点である。 ①日本及び諸外国、また、国連・国際機関におけるSDP施策の動向と現状について明らかにする。 ② ①の結果の比較検討から、日本のSDP施策や手法についての課題を導出する。
本年度は、前年度に実施したオーストラリアでの調査に続き、ドイツ及びフランスについても調査を行うことができた。そしてこの二カ国のSDP施策の状況についても学会発表を行い、成果をまとめることができた。 また、研究期間全体を通じて収集・整理してきた、日本及び諸外国での体育・スポーツ事情及びSDP施策の状況資料などについては、学会発表、学術雑誌への投稿、さらにはWeb公開などで、研究成果を示すことができた。本研究は、スポーツが社会開発や平和構築に対して担う役割の検証を行いつつ、「スポーツの力の活用」方策の提案に繋げることに挑もうとしたものであったが、この目的は概ね達成できたものと思われる。
|
Research Products
(9 results)