2021 Fiscal Year Research-status Report
速度重視型の筋力トレーニングが筋機能および投球・打撃パフォーマンスに与える影響
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21K11395
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Research Institution | Toyo Gakuen University |
Principal Investigator |
光川 眞壽 東洋学園大学, 人間科学部, 教授 (60583408)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝亦 陽一 東京農業大学, 応用生物科学部, 准教授 (90548281)
永見 智行 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10634371)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Velocity-Based Training / Force-velocity profile / Baseball |
Outline of Annual Research Achievements |
競技スポーツにおいて、短時間かつ筋疲労を最小限に抑えながら筋機能や競技パフォーマンスを維持・向上させる筋力トレーニング手法を確立することは、トレーニング科学の研究分野において重要かつ不可欠な研究課題である。本研究の目的は、『速度重視型のトレーニング(VBT)が筋機能および投球・打撃パフォーマンスに与える影響を明らかにすること』である。【研究Ⅰ】として、従来型のトレーニングが筋機能および投球・打球パフォーマンスへ与える影響を検討した。従来のピリオダーゼーション理論に基づき、準備期として筋肥大、最大筋力、パワー向上のトレーニングを実施し、試合期には最大筋力・パワー維持のプログラムを実施した。その期間における筋機能(最大挙上重量、負荷ー挙上速度関係)、パワー発揮能力(メディシンボール投、跳躍能力)、筋疲労・筋痛度合い、投球パフォーマンス(球速、回転数など)および打撃パフォーマンス(スイング速度、打球速度など)等の変化を定期的に測定した。研究Ⅰを通じて、準備期から試合期における従来の筋力トレーニングが筋機能および投球・打球パフォーマンスへ与える影響を検討している段階である。次年度は、研究Ⅱとして、試合期にVBTを実施し、同様の項目を計測し、研究IとIIの比較を通じて、試合期におけるVBTが筋機能および投球・打撃パフォーマンスに及ぼす影響を検討する予定である。また、個人の筋機能と投球・打撃パフォーマンスとの関係性についても検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、予定していたトレーニングの継続、定期的なデータ取得に欠損が生じた被験者が多く、計画していた実験データを蓄積することができなかった。今後、追加実験にてデータを蓄積する。
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Strategy for Future Research Activity |
研究Ⅰの追加データを取得するとともに、研究Ⅱの実験計画を適宜見直しながら研究を推進する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた購入物品の購入個数が少なくなったため。次年度同様の物品を購入する際の費用に充てる予定である。
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