2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of effective conservative therapy for refractory patellar tendonitis Synergistic effect of platelet-rich plasma therapy and extracorporeal shock wave therapy
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21K11400
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
清水 勇樹 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (60829373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平沼 憲治 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (30434153)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 多血小板血漿療法(PRP) / 膝蓋腱炎 / 体外衝撃波療法(ESWT) |
Outline of Annual Research Achievements |
(概要)多血小板血漿(Platelet-rich plasma: PRP)療法や体外衝撃波療法(extracorporeal shock wave therapy:ESWT)による治癒促進、早期復帰を期待し関心が高まっている。PRP療法とESWTの両併用治療による有効性についての報告はほぼ認めない。ESWTでは組織修復作用と除痛効果、自由神経終末の破壊、血管新生を期待し損傷部に実施後、さらにPRP療法により組織分化増殖を促進することで相乗効果を期待できると仮説をたてた。本研究では「PRP療法とESWTの併用はそれぞれの単独療法と比較して難治性膝蓋腱炎に対する有効な保存療法であるか否か?」を学術的問いに設定し、「スポーツ選手における難治性膝蓋腱炎に対するPRP療法とESWTの併用は効果的な保存療法であることを明らかにすること」を目的とした。(方法)2022年4月31日まで日本体育大学クリニックを受診し、スポーツ整形専門医により膝蓋腱炎と診断されたスポーツ選手7名8膝を対象とした。研究の同意を取得後、無作為に各治療群に振り分け、ベースライン時、最終注射後4週、8週、12週、24週時に画像検査とスコア(患者立脚型機能評価質問票①VISA-P,②Lysholm,③VAS, ④KOOS,⑤Blazina scale)を実施し、結果を比較した。PRP療法は2週間毎に3回施行し、ESWTは最も疼痛が強い部位に1回(2500J, 8Hz, 2.4-4.0barの設定)で1週間毎に3回実施した。最後に各治療から6か月後患者自己報告活動評価:最終フォローアップ時、下記の痛みの重症度とスポーツ復帰に関する評価を行った。現在、全8人の患者が研究に参加している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
この1年間での治療参加者は各群ほぼ均等に参加者おり全部で8人であった。8人中2人は進行中であるが、その後の研究計画通りに治療やスコアを取得することが出来ており、また研究中の患者や治療にトラブルなどもなく順調に遂行出来ている。以上より、上記の判断とした。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年同様、膝蓋腱炎の患者に対し、研究参加を依頼し参加者を獲得していく。1年間での研究変更を検討するような問題もなく、現状の計画で問題ないと考えている。
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Causes of Carryover |
研究所年度につき、研究物品を揃える必要があったことや予定研究参加者以上に参加があり謝金について消費税の加算があったため次年度使用額が発生したが、次年度は今年度のような備品を揃える必要が無いため同じような事にならないように注意できると考えます。
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