2023 Fiscal Year Research-status Report
女子トップアスリートにおける複合トレーニングが上肢プルパワーに及ぼす効果
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21K11483
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Research Institution | Shigakkan University |
Principal Investigator |
仲 立貴 至学館大学, 健康科学部, 教授 (80468793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島 典広 東海学園大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70363653)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | AEL / エキセントリック / ウェイトリリーサー / ベンチプル / 上肢 / プルパワー / トレーニング介入 / コンセントリック |
Outline of Annual Research Achievements |
従来のレジスタンストレーニングでは設定する負荷は短縮性(CON)局面の相対的筋力によって決定されるため、より高い筋力が発揮される伸張性(ECC)局面では相対的筋力に適合した最適な負荷を与えることができない。一方で、近年ECC局面の負荷を強調する方法(AEL)を用いることによって、下肢のエクササイズにおいてパワーを高めることができることが示されている。 本研究では、AELを上肢であるベンチプルに応用することで、上肢のプルパワーや速度が向上するかを検証する予備実験を行うことを目的とした。 対象者は、一般大学生4名(20.8±0.5歳)で、男女各2名であり、そのうち男女1名ずつをAEL群、残り2名を非AEL群とした。トレーニングの種目はベンチプルを用いて、AEL群の負荷はCON局面が80%1RM、ECC局面が130%1RM、非AEL群は両局面とも80%1RMで、5レップ、3セット、週2回、6週間行った。CON局面の速度は主観的最大速度、ECC局面は1秒以下で、休息時間は毎レップ間に20秒、セット間には2分30秒で実施した。測定時期は介入前と介入3週間後、介入後の3回実施した。測定項目はベンチプルの1RMとそれぞれ平均のパワー、速度、フォースで、GymAwareを用いて測定した。男子は10kg、女子は5kgずつ負荷を上げて行った。 男子AEL群の介入後の平均パワーと平均速度は、介入前に比べ50㎏以上でわずかに高値を示した。男子非AEL群と女子AEL群と非AEL群の平均パワー、平均速度、平均フォースは介入前後で変化が見られなかった。男女AEL群と非AEL群の1RMは介入前より介入後高値を示した。 以上のことより、AEL群が上肢プルパワーの向上に有効である可能性が考えられたが、今後例数を増やしてさらなる検討が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
3年目はコロナ禍ということもあり、また予備実験を行い、実験条件が適切か検討するため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度で終了の予定であったが、2024年度まで1年間期間を延長して、予備実験が終了したので、それを踏まえ、本実験を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本実験を行わずに、予備実験だけとしたことで、支出が減少した。 次年度はウェイトリリーサーの修理などに充てる。
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