2022 Fiscal Year Research-status Report
小学生の肥満及びやせのリスク評価と予防・改善のためのアプリケーションの開発
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21K11498
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
橋弥 あかね 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (00457996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 治彦 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 特任教授 (40218201)
平井 美幸 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 准教授 (40713839)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小学生 / 生活習慣 / 肥満傾向 / 痩身傾向 / 体型 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学生の肥満及びやせのリスク評価モデルを構築するため、令和3年度に引き続き、令和4年度も附属小学校と近隣自治体の教育委員会の協力を得て、小学生とその保護者約9000人を対象に、身体測定結果と生活習慣に関するWebアンケート調査を実施した。 アンケートの回収率は22.8%であり、有効回答率は22.5%であった。学校保健統計調査方式にて肥満度を算出したところ、肥満傾向が約6%、痩身傾向が約1%であった。 質問項目の休息については、平日は起床・睡眠時間ともに「決まっている」「ほぼ決まっている」の回答が90%を超えていたが、休日は起床・睡眠時間ともに決まっている「決まっている」「ほぼ決まっている」の回答は80%弱であった。活動については、外遊びを「する」「まあまあする」の回答が約60%で、1週間に身体を動かしている時間としては、1時間~3時間が40%程度であった。食生活については、朝食を「毎日食べている」が90%を超えていたが、「食べない」の回答も0.5%程度見られた。欠食については1週間のうち「欠食しない」が90%程度であったが、「毎日1食以上欠食する」者も0.5%程度見られた。食事量は「食べ過ぎないようにしている」が70%程度であったが、「少なめにしている」や「食べ過ぎている」の回答が20%程度見られた。ダイエットをしている子どもは6%程度みられ、そのうち「食事改善」や「運動によるダイエット」が最も多かった。しかし、「食べる量を減らす」や「特定の食品を抜く」といったダイエット方法についての回答が数名あった。 保護者からみた子どもの体型と子ども自身が思う体型については、両者ともに「ちょうど良い」が最も多かったが、子ども自身よりも保護者の方が子どもの体型を「痩せている」と思っており、保護者よりも子ども自身の方が子どもの体型を「太っている」と思っている傾向が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
10月ごろまでにアンケート調査を終了する予定であったが、小学校の予定に合わせ、調査開始を当初の予定よりも延期したため、データの解析が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究者とともにデータ解析を速やかに実施する。
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Causes of Carryover |
次年度は、システム開発を業者に依頼するが、予想よりも費用がかかる見込みであるため、その費用にあてる予定である。 また、新型コロナウイルス感染症対策のため、学術集会がオンラインで開催されるなどで、経費が浮いた。今年度は新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、対面学会となる見込みであるため、旅費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)