2022 Fiscal Year Research-status Report
アクティブな高校生を育むために小学校期に獲得すべき体力・運動スキルの目標値の策定
Project/Area Number |
21K11517
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
渡邊 將司 茨城大学, 教育学部, 准教授 (80435213)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
引原 有輝 千葉工業大学, 創造工学部, 教授 (10455420)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 追跡調査 / 高校生 / 小学生 / 体力 / 運動スキル / 身体組成 / 身体活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,追跡調査の対象である61名の高校2年生および117名の高校1年生に質問紙を郵送し,全員から回答を得ることができた。 高校3年生になると多くの者が受験勉強や就職活動等に移行するため日常的な身体活動等が大きく変化する。そのため,今年度に高校2年生だった対象者は最後の調査となり,これまで実施してきた質問にいくつかの質問を追加した。国際調査で頻繁に用いられる身体活動評価質問項目(HBSC),メンタルヘルスに関する質問項目,過去の運動に関する自己評価,過去の運動歴と始めた理由である。高校1年生にはこれまで通り,日常の生活・運動習慣および運動有能感に関する質問のみを実施した。 現在のところアンケートの電子入力は完了したが,高校生のデータをすべて満たすには来年度までかかるため,本格的なデータ分析は2023年度以降となる見込みである。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度の主要な研究の目的は,追跡調査の対象者に質問紙調査を実施して確実に回収することであった。結果として全員から回収できたのでその目的は達成できた。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き,対象者から確実に質問紙を回収することである。追跡調査は追跡率が非常に重要なポイントとなる。保護者との連絡を十分取りながら実施する計画である。 データ分析についてだが,多くの要素が複雑に絡み合っていることが予想される。項目間の関係性を見出すにあたり,構造方程式モデリングを用いての解析を検討している。分析に適したソフトウェアを購入する予定である。
|
Causes of Carryover |
引原有輝教授への分担金が160円残った。2022年度は質問紙調査を実施するための通信費として使用していただいた。2023年度には改めて分担金を配分して合算していただき,質問紙調査を実施するのに必要な通信費,消耗品費,人件費に活用していただく予定である。
|