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2021 Fiscal Year Research-status Report

巧みな運動の制御と学習に感覚干渉刺激が及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 21K11520
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

岩見 雅人  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50634698)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords感覚入力 / 干渉刺激 / 運動制御 / 感覚運動連関
Outline of Annual Research Achievements

ヒトにおける巧みかつ優美な身体動作は,視覚・聴覚・触覚などの感覚器から得られる感覚情報を,経験や学習から得られたフィルタを介して知覚,修正,利用することで遂行されている.例えば特定の運動や技術に長けた熟練者では,外部環境の変化に対しても柔軟に動作を変化・対応できることが知られているが,感覚器から得られる感覚情報(量および質)が変化することによる身体動作への影響は明らかにされていない.そこで本研究では,課題遂行中に視覚(開眼・断続的視覚遮蔽),聴覚(有音・無音・音声遅延),触覚(無振・振動刺激)などの各種感覚入力を変化させる干渉刺激を与え,身体パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.
本研究を進める上で重要となる干渉刺激について,それぞれどのような刺激を用いるかを検討し,視覚はシャッターゴーグル,聴覚は迷聴器,そして触覚には振動刺激を採用することとした.次に,それぞれの刺激強度について検討し,例えばシャッターゴーグルであれば1Hz-150Hzの暗転頻度を設定することができ,どの頻度が干渉刺激として適しているか試行を重ねて決定した.今後は,振動刺激の刺激強度や使用道具への装着位置について改良を加え,効果的な干渉刺激が得られるよう検討を進める.
また,並行してスポーツパフォーマンスを課題とした干渉刺激の影響についても実験を進めていく予定であり,現在はその実験環境を構築するための準備をしている段階である.環境が整備できしだい,被験者募集をして実験を進める計画である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究を進める上での干渉刺激の設定については順調に実施できたが,新型コロナウィルス感染症拡大の影響で,被験者募集を含めた実験実施の進捗がやや遅れている.また,研究代表者の転籍に伴い研究環境が変化することも影響し,現状は実験・研究環境を整備して準備を進めている状況である.研究環境が整いしだい、被験者募集や実験実施、データ解析を進めていく.

Strategy for Future Research Activity

研究代表者が転籍したため,先ずは新しい所属先での実験・研究環境を整え,研究活動ができるように実験装置等の手配・整備を進める.研究環境が整い,所属先の倫理申請等が承認されしだい,被験者募集,実験実施,データ解析,論文作成(成果発表)をしていく.その間にも,振動刺激強度の設定や実験装置の作成を進めていく予定である.

Causes of Carryover

新型コロナウィルス感染症拡大により,被験者募集や実験計画が予定通り進まなかったため,次年度使用額が生じた.また,研究代表者が転籍したため,先ずは研究環境を構築し,実験ができる環境を整える必要がある.そのため,環境整備や実験準備を進めていき,速やかに研究活動できる態勢を作っていく予定である.研究環境が整いしだい,実験を実施して成果発表していく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] http://web.tuat.ac.jp/~fitness/

URL: 

Published: 2022-12-28  

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