• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

Reconstructing the History of Basketball Transfer

Research Project

Project/Area Number 21K11566
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

柿山 哲治  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (10255242)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords青山女学院 / 青山女学院校友会誌 / 運動会順序 / バスケットゴール
Outline of Annual Research Achievements

コロナ禍により、訪問調査を計画していた大学や図書館等への入館ができなかったり、滞在時期か時間が制限されることが多かったため、予定通りに研究を進めることができなかった。そのような中で、オハイオウェスレアン大学から提供を受けたWoman's Missionary Friend, February 1903の文中に、アメリカ人宣教師らが青山女学院を訪問し、女子生徒の運動種目の中にbasket-ballが含まれていたことが記載されていたことから、青山学院資料センターに史実確認を行った所、明治末期の青山女学院の運動会のプログラムにバスケット・ボールが含まれており、その様子を写した古写真も所蔵しているとの返事を受け、青山学院資料センターへの訪問調査を行った。
青山学院資料センターには、1903(明治36)年~1907(明治40)年にかけて主に運動会で実施されたバスケット・ボールに関する運動会プログラム、運動会の講評、写真など、英文史料含めて10点を確認することができた。特筆すべきは、1904(明治37)年9月15日発行の青山女学院校友会会報第2号に1903(明治36)年11月6日開催の青山女学院秋季運動会順序 第三部に「第三 籠球(バスケツト、バール)<ママ>高等女学科四年、五年」の記載が確認され、1907(明治40)年11月2日に開催された青山女学院手芸学校総合秋季運動会中のバスケット・ボールの試合を撮影した写真で、これまで明治期のバスケットボールのゴールで写真が残っている日本女子大学、長崎活水女學校におけるゴールの形状とも異なるゴールを使用していたことが明らかとなった。
今回の調査では1972(昭和48)年発行の青山女学院史と合せて検証を行ったが、いつ、誰が、どのようにバスケットボールを青山女学院に導入し、どのようなルールで、運動会以外でも実施されていたか否かについては明らかにできなかったため、今後の課題としたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

今年度調査を予定をしていた大学や図書館への訪問調査が、国内外ともコロナ禍のため、渡航、現地訪問がほとんどできず、訪問できても時間制限があり、十分に時間をかけて作業ができなかったため。

Strategy for Future Research Activity

今年度、明治末期に青山女学院でバスケットボールが導入されていた史実確認ができたため、その成果を含めて、2022年5月28日~30日にアメリカ合衆国シカゴで開催される北米スポーツ史学会において、New Insights on Basketball Transfer in Japanという演題で2年分の成果発表を口頭で行う。また、青山学院資料センター及び、スプリングフィールドカレッジ、オハイオウェスレアン大学、スミスカレッジ、アレゲニー大学等のアーカイブセンターに訪問調査を行って、さらなる史料収集を行う予定である。

Causes of Carryover

今年度はコロナ禍で、予定していた訪問調査がほとんど実施できず、成果が得られなかったため学会発表も行うことができなかった。今年度実施できなかった訪問調査を次年度に実施し、研究成果発表も今年度分と合せて次年度実施するため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] New Insights on Basketball Transfer in Japan2022

    • Author(s)
      Tetsuji Kakiyama
    • Organizer
      NAASH 2022
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi