2021 Fiscal Year Research-status Report
妊娠期と産後早期の母親への栄養・授乳支援を担う管理栄養士と助産師の協働のあり方
Project/Area Number |
21K11571
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
木村 幸恵 浜松医科大学, 医学部, 助教 (10725758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 真里 浜松医科大学, 医学部, 教務補佐員 (20770944)
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40452180)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 管理栄養士と助産師の協働 / 妊娠期 / 産褥早期 / 栄養・授乳支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、妊娠期・産褥早期にある母親への栄養・授乳支援を担う管理栄養士と助産師の在り方を明らかにすることである。栄養指導や管理を専門とする管理栄養士と周産期を専門とする助産師が連携・協働することで、育む妊娠期・産褥早期にある母親への支援の質を向上させることが期待できる。
1、研究者らが2019年に実施した液体ミルクに対する医療者の認識の予備的調査の結果を分析および文献検討を行った。予備的調査の結果については学会誌への投稿に向け執筆中である。
2、妊娠中の低栄養や出生早期の低栄養が児の将来の生活習慣病罹患リスクを高めることが指摘されている。妊娠期から産褥早期に至る母親への栄養状態改善の新たな取り組みが必要であり、産褥期にある女性の育児不安の多くを占める授乳への不安を軽減し、児の将来の健康向上を促進させるためにも、周産期にある女性を支援する助産師と食事や栄養を指導・管理する管理栄養士の連携・協働を図ることは必要不可欠である。そのため、医療機関に勤務する管理栄養士と助産師を対象に、妊娠期から産褥早期に至る母親に対する栄養・授乳支援における業務の現状(栄養指導・母親学級・調乳指導等)、認識、自職種の専門性と他職種への要望や期待することを明らかにするため、インタビュー調査の研究計画を立案し、倫理委員会へ申請した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1、予備的調査の分析結果について論文投稿には至っていないが、現在執筆中である。
2、インタビュー調査について、計画通り倫理委員会への申請手続きが完了した。
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Strategy for Future Research Activity |
1、予備的調査の分析結果について論文化する。
2、インタビュー調査を実施する。新型コロナウィルス感染症の流行が収束していないため、必要時はミーティングソフトを使用し、Web上でインタビューを実施する。
3、インタビュー調査の結果を分析する。管理栄養士と助産師を対象とした妊娠期から産褥早期の母親に対する栄養・授乳支援の連携・協働するために必要な支援に対する知識や認識、自職種の専門性と他職種への期待を明らかにする質問紙調査に向けた内容を検討する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの感染拡大防止により、学会がWEB開催となり参加のための移動費等が不要となった。 WEB上でのインタビュー調査のための物品の購入費の他、予算計上していなかったがプリンター故障のため新機種購入費などに充てる。
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