2021 Fiscal Year Research-status Report
学生健診を活用したメタボリックシンドローム(MetS)の発症予知
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21K11575
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
古林 正和 長崎大学, 保健センター, 准教授 (00380874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 さやか 長崎大学, 保健センター, 助教 (80629171)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | メタボリックシンドローム / 健康診断 / 内臓脂肪面積 / 青年期成人 |
Outline of Annual Research Achievements |
メタボリックシンドローム(Mets)は、心血管病の重要なリスクであり、Mets発症を予防するには、Metsが急増してくる20-30歳代に、介入の焦点をあて、この時期に、Mets発症リスクの高い群を同定することが重要であるが、若年者の内臓脂肪解析は十分ではない。コロナ禍において、学生生活はこれまでになく大きく変化しており、短い期間で身体指標の変化が起こっている可能性があり、ひいては、今後の肥満やMetsの有病率を高める恐れがある。また、Metsが内臓脂肪蓄積を主因とするにも関わらず、縦断的に若年者の内臓脂肪面積の変化を観察し、どのような因子がMets発症に関わっているかを詳細に検討した報告はない。そこで、本研究では、コロナ禍での短期変化と若年時からの長期変化に焦点をあてる。①:短期変化の検討として、長崎大学に在籍している学生を対象にコロナ禍における生活変化とMetsとの関連を検討する。②:長期変化の検討として、2013年度以降に長崎大学を卒業し、在学中に内臓脂肪面積を測定した学生を追跡調査しMetsとの関連を検討する。③:①と②で得られた、どのような因子がMets発症に関わっているかの結果を比較することで、学生健診の結果を活用してMetsの発症予知が可能かを検討することを目的とした。
令和3年度から令和5年度にかけて、短期変化および長期変化におけるデータ収集を予定しており、令和3年度のデータ収集を行った。短期変化における調査として、生活環境変化の調査、ならびに大学4年生に対し、内臓脂肪面積の測定ならびにメタボリックシンドローム構成因子(腹囲、血圧、脂質、血糖値)の測定を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
短期変化の検討は順調に進んだが、長期変化の検討に関して予定通り進んでいないため、やや遅れていると評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度から2023年度にかけてデータ収集(内臓脂肪面積測定ならびにメタボリックシンドローム構成因子(腹囲、血圧、脂質、血糖)の測定)を予定しており、データ収集を継続して行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の影響で学会がオンラインでの実施となり、予定していた旅費の使用がなかった。 また、長期変化の検討が遅れた事で、デュアルスキャンのレンタル、採血費用に変更が生じた。長期変化の検討を次年度に実施するため、必要なデュアルスキャンのレンタル、採血を行う予定である。
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Research Products
(3 results)