2022 Fiscal Year Research-status Report
Identifying psychological, behavioral, and social factors related to well-being of the elderly
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21K11621
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中村 亨 大阪大学, データビリティフロンティア機構, 特任教授(常勤) (80419473)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高齢者 / well-being / 身体活動 / EMA / 睡眠 / 自覚症状 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者を対象に日常生活下での自覚症状記録(Ecological Momentary Assessmentによる肯定的気分や抑うつ気分などの記録)およびウェアラブル身体活動量計測(活動量、睡眠等)を行い、高齢者のwell-beingの低下・維持・向上に関わる心理、行動、社会的要因を同定することである。令和4年度は、昨年度の計測データの解析を進めるとともに、追跡調査を実施した。調査実施から3か月後、6か月後、12か月に抑うつ症状や不安、運動習慣、well-beingに関する質問紙調査を実施した。一方、昨年度の調査結果および関係者からの聞き取りから、地域やコミュニティーとのつながりがwell-beingの一つの要因である可能性が浮き彫りにされたことから、それを把握する質問紙の策定・作成を行った。また、次年度調査の準備としてフィールド整備等を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画を遂行するにたるデータが既に取得できている。また、新たな調査実施の準備ができている。
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Strategy for Future Research Activity |
追跡調査の結果も踏まえて、高齢者のwell-beingの低下・維持・向上に関わる心理、行動、社会的要因について解析を進める。さらに、コミュニティーの視点からwell-beingについて検討を行う。
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Causes of Carryover |
初年度に新規に購入予定であったデバイスが、購入不要になったため差額が生じている。予算は、令和5年度実施予定の調査関連で使用する。
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