2023 Fiscal Year Annual Research Report
Efficacy of self-management personal health record for diabetes care integrated by internet of things and smart speaker: confirmatory study
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21K11623
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| Research Institution | The University of Tokushima |
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Principal Investigator |
松久 宗英 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (60362737)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 2型糖尿病 / Personal Health Record / セルフモニタリング |
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| Outline of Annual Research Achievements |
これまでにスマートスピーカーやモバイル端末を経由して支援メッセージを送信する臨床用PHR（Personal Health Record）は、日本では臨床応用されていない。そこで、本研究の目的は、既開発の臨床用PHR「電子糖尿病ダイアリー」に2型糖尿病患者のセルフモニタリングを励行する自動支援メッセージ機能を追加実装した「電子糖尿病ダイアリーPRO」を開発し、その有用性を評価するランダム化比較試験を実施した。体重、血糖値、血圧、歩数のセルフモニタリングが必要な2型糖尿病患者を対象とした。対照群は、電子カルテ内の検査結果や処方情報を連携できるスマートフォンアプリケーション電子糖尿病ダイアリーを使用した（PHR群：n=10）。一方、PHR＋メッセージ群（n=11）は、電子糖尿病ダイアリーにセルフモニタリングを励行する支援メッセージの自動送信システムを新たに実装した。支援メッセージは体重、血糖値、血圧、歩数の自己測定頻度に応じたルールベースアルゴリズムに基づき、スマートスピーカーやスマートフォンから音声またはテキストメッセージを送信された。介入前、両群間の主要または副次的アウトカムの評価項目に有意な差はなかった。また、介入期間中、スマートスピーカーやスマートフォンアプリなどの機器接続や連携等に関するトラブルの問い合わせが多い対象者は、年齢が高値であったが、性差に違いはなかった。介入終了時、両群間の各自己測定率やHbA1c、収縮期血圧の変化に有意な違いを認めなかった。一方、介入終了時のBMIは、PHR 群に比べて、PHR+メッセージによる介入群において、有意に低下した。さらに、体重の自己測定率とBMIの減少率は有意な負相関を認めた。支援メッセージ機能を追加した電子糖尿病ダイアリーPROは、2型糖尿病患者のセルフモニタリングを改善しなかったが、体重管理への有効性が認められた。
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