2023 Fiscal Year Research-status Report
オフィスワーカーにおける座位行動と運動器疼痛に関する縦断研究及び介入可能性の探索
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21K11635
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
吉本 隆彦 昭和大学, 医学部, 准教授 (20747365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小風 暁 昭和大学, 医学部, 教授 (70271583)
松平 浩 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10302697) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 座位行動 / 運動器疼痛 / 就労者 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は複数企業の従業員に実施したベースライン調査の分析、追跡調査の依頼・実施、ベースライン調査と追跡調査のデータリンケージ、教育資材の作成を行った。追跡調査は、各企業担当者と連携し、ベースライン調査の1年後に実施した。ベースライン調査と同様に、追跡調査もWebフォームを用いた。 ベースライン調査の結果、研究参加者の約6割が最近1ヶ月の間に腰痛があると回答しており、そのうち22%の方が仕事に支障をきたすレベルの腰痛を抱えていることがわかった。 腰痛への介入にはエクササイズと教育の組み合わせが重要であることから、エクササイズについてはこれまでに複数の介入研究で効果検証されている体操の選定を、教育については腰痛リテラシーを高めるための動画の選定を行った。テレワーカーを含むオフィスワーカーへ情報提供する手段の1つとして、これらの体操および教育動画をわかりやすくまとめた教育資材を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画通り、追跡調査を完了し、教育資材の作成を進められており、概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、連結したデータを用いて解析を行う。解析結果を踏まえて、オフィスワーカーへの予備的介入の詳細を検討する。
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Causes of Carryover |
教育資材の作成費が想定より抑えられたため。また、一部の学会はオンラインでの参加としたため、今年度分の残金が次年度の使用額に繰り越されている。残金は、次年度の学会発表・論文化、予備的介入研究に使用する予定。
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