2022 Fiscal Year Research-status Report
労働者における隠れ腹部肥満の疾病リスクに関する大規模前向きコホート研究
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21K11655
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
白澤 貴子 昭和大学, 医学部, 兼任講師 (80365759)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 隠れ腹部肥満 / 労働者 / 疾患リスク / 縦断研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
職域における大規模な健康診断データベース(健康診断受診者約90万人の6年分の連結データ)を活用して、日本の成人における隠れ腹部肥満の疾患に及ぼす影響について、縦断的に性別・年代別に検証する。 令和4(2022)年度は、一般財団法人全日本労働福祉協会における倫理委員会が開催され、承認後、直ちに一般財団法人全日本労働福祉協会から職域における健康診断データ(健康診断受診者約90万人の6年分のデータ(2014~2019年))を入手することができた。入手した各年度のデータをクリーニングし、2014年から2019年までの6年分のデータを連結させ、データベースの構築を行った。データベースから解析に必要なデータを抽出し、解析用のデータベースを構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で開催されていなかった一般財団法人全日本労働福祉協会における倫理委員会が開催され、承認が得られた。2014年~2019年の6年分の健康診断受診者のデータを入手し、データのクリーニング及び連結を行い、データベースを構築することができた。遅れていたデータ解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5(2023)年度は、構築されたデータベース(健康診断受診者約90万人の2014年~2019年の6年分の連結データ)を解析し、隠れ腹部肥満の疾患に及ぼす影響について検討する。具体的には、隠れ腹部肥満と高尿酸血症との関連について縦断的なデータ解析を進め、結果を学会発表する予定である。同時に、論文作成へ進めていく。
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Causes of Carryover |
データを入手し、データベースの構築まで進めることはできたが、データ解析までは至らなかったため、成果を発表することができなかった。2023年度は、第94回日本衛生学会(鹿児島)で発表し、並行して論文作成をすすめる計画であり、旅費、英文校正料として使用する。
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