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2021 Fiscal Year Research-status Report

立体映像を用いた奥行き知覚の日内変動の解明

Research Project

Project/Area Number 21K11982
Research InstitutionFukuyama City University

Principal Investigator

石尾 広武  福山市立大学, 都市経営学部, 教授 (40271035)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords立体映像
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、制作した立体映像を超高精細ディスプレイを使って被験者に提示して、立体視機能に重要な役割を果たす水晶体調節力や輻輳力を測定することによって、奥行き知覚の変動を研究期間内に明らかにすることが目的である。
研究実施計画では、研究の前半に相当する2021年度と2022年度は、実験のための準備期間として位置付けられている。特に、2021年度は、研究の第一段階として、超高精細4K立体映像の制作および提示のための環境整備を行った。まず、映像コンテンツ作成用の動画編集ソフトを使って、超高精細4K立体映像を制作する手法を習得した。実験で使用する映像は、仮想の注視対象物体がディスプレイ画面から飛び出したり引っ込んだりを一定の周期で数分間繰り返す動画を予定している。物体の候補としては、被験者が注視しやすいものを選択することにした。飛び出しの程度は、被験者が無理なく注視できる範囲に設定することにした。映像は、高性能パソコンからHDMIハイスピードケーブルを使って、立体視に対応した大型の4K液晶ディスプレイに伝送し再生することにした。ディスプレイは、被験者がより自然な立体視が行えるように、裸眼式を採用した。このディスプレイに表示された立体映像を被験者が注視することで、仮想空間上に実験環境が実現される。実験室の照度やディスプレイ画面の輝度などに関しては、実際の様々な場面を想定して、最適な実験条件を設定することにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画調書に記載した研究実施スケジュールの中で、2021年度(1年目)に計画していた、研究の第一段階として、実験で使用する立体映像を制作および表示するための環境を整備することができたから。

Strategy for Future Research Activity

研究計画調書に記載した研究実施スケジュールに従って、2022年度(2年目)以降に計画されている研究の内容を着実に遂行していく予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大により、人流が長期間にわたり広く制限された結果、調査・情報収集のための交通費・日当・謝金などの執行が出来なかったため、次年度使用額が生じた。これは、翌年度分として請求した助成金と合わせて、今年度にできなかった調査・情報収集のための交通費・日当・謝金などに使用する計画である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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