2023 Fiscal Year Research-status Report
Model selection criterion for bridge estimator in sparse learning
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21K12048
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
萩原 克幸 三重大学, 教育学部, 教授 (60273348)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スパースモデリング / データ拡張 / 統計的回帰 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、リッジ正則化の観点から、近年注目されているData Augmentation(データ拡張)について、論文としてまとめ出版された。本研究では、ノイズを入力に加えるData Augmentationが、学習率を増加させるという見かけ上の加速化の効果とリッジ正則化の効果があることを明らかにした。さらに、この結果は、近年のディープニューラルネットワークに対しても適用できることを数値例によって確かめた。また、今年度は、overparameterizedなシナリオの下での回帰問題を設定し、スパースモデリングについて研究を進めた。一方で、本研究の応用として、マテリアルインフォマティクスの分野において、スパースモデリングを含めた様々な回帰の方法の有効性について研究を進めた。さらに、スパースモデリングと密接に関係する変化点問題を医学研究に応用し、関連する論文が出版された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スパース学習におけるブリッジ推定量の下でのモデル選択規準はある条件の下で導出されているので、最低限の成果は達成できている。最終年度では、その条件の緩和や本研究の応用ができれば妥当な成果であると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
詳細を述べることはできないが、現在、overparametrizedなシナリオの下での回帰問題に対して、本研究でのスパースモデリングの方法を応用する研究に取り組んでいる。来年度は、それを論文の形にすることで、本研究事業の一区切りとする予定である。
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Causes of Carryover |
研究期間中はコロナの影響によって予定していた国内・国際会議への参加が制限されたため期間内に全額を使用できなかった。現在、コロナも収束しているので、来年度は国内外の研究会などに積極的に参加するとともに、計画を遂行するために予算を活用する予定である。
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