2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of e-learning environment for neuroimaging analysis
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21K12153
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
根本 清貴 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80550152)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 脳画像解析学習支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳画像研究は非侵襲的に脳の構造や機能を探索することができる。しかし、脳画像解析手法を習得することは容易ではない。解析ソフトの学習コストが高いことに加え、統計の理解やプログラミング技能も求められるためである。本研究では、ウェブ会議システムを活用した脳画像解析学習支援環境の開発を行う。このシステムの特徴は、学習コンテンツだけではなく、脳画像解析システムも提供すること、そして、個別サポートもパッケージングすることにより、個々の研究者の研究を論文化するところまで見据えているところである。 1. 2022年度は、脳画像解析のためのコンテンツの充実を図った。申請者が運用しているホームページに「脳画像解析e‑Learning」セクションを作成し、そこにコンテンツを継続して追加した。2. 個別サポートにおいては、ビデオ会議システム(Zoom)とコミュニケーションツール (Slack) を用いて、研究者を個別に支援した。その結果、各研究者の研究の論文化が促進され、複数の論文が受理された。3. 脳画像解析ソフトのLin4Neuroの開発を継続し、最新の脳画像解析ソフトをすぐに利用できる環境を構築した。4. 脳画像の管理形式であるBIDS形式に関して扱いやすくするソフトウェアを開発した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的である、学習コンテンツの開発、脳画像解析システムの提供、個別サポートのパッケージに関して、初年度にインフラを構築することができたため、今年度はそれを実際に運用することに主眼を置き、主な目標は達成することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
1. ビデオ会議システムおよびコミュニケーションツールの活用方法の基礎が確立できたため、さらにプログラムのソースコードのマネジメントシステムも取り入れたシステムを構築する。 2. 学習コンテンツに関して、さらなる充実を図り、初学者が一通りの解析をできるようになるための道標となるリソースの作成を進めていく。 3. 個別サポートをさらに推し進める。 4. 系統だった学習システムを検討していく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のために当初予定されていた学会参加がオンラインになったり、研究会をオンラインで行ったため。
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Research Products
(8 results)