2021 Fiscal Year Research-status Report
AI技術を活用したセルフレビュー可能なプログラミング学習支援環境の研究
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21K12179
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Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋浦 弘明 日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (20597083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70313278)
田中 昂文 玉川大学, 工学部, 助教 (30851274)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ソフトウェア工学 / プログラミング / モデリング / 開発環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではGUI(Graphical User Interface)プログラムに対応したセルフレビューを支援するオンラインジャッジシステムを提案し、さらに、実際にシステム運用を行って、利用者の作業履歴を収集することにより学習者がGUIアプリケーションの実装においてどのような誤りを犯し、それがどのように解決もしくは残存するのかについて明らかにすることを目的としている。 研究用のシステムの開発あたっては、研究分担者や開発に参加している大学院生との定期的なミーティングを通じて、良好な開発体制の構築ができている。技術調査や開発環境構築については、予定通り完了し、開発するシステムのフィージビリティについて確認が取ることができた。 本年度の開発目標であるツールのコア機能をもったプロトタイプの開発は、おおむね完了している。現在は、次年度以降の大規模実験に耐えうる状況であるかどうか、負荷テストやセキュリティテストを実施している状況にある。また、開発したツールについては小規模な実験を行なって、今後の改良のための課題を明らかにすることができた。 現在までの研究の進展状況の報告や研究動向調査のために 電子情報通信学会知能ソフトウェア研究会、日本ソフトウェア科学会実践的IT教育シンポジウム、情報処理学会全国大会へ参加を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の当初計画に盛り込まれていた内容は「研究動向調査」「システムのコア機能の設計」「システムのコア機能の開発」「試験運用」である。 このうち、試験運用については引き続き実施中の項目があるものの、他の項目についてはおおむね予定通り進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
随時、当初予定における Phase 2 の内容(研究動向調査、改良設計、システム開発、試験運用、データ分析等)を実施する。 実施にあたっては、計画の遅延のリスクを低減させるため同程度の想定で行なった過去の研究成果を積極的に活用する予定である。システムが完成次第、実験対象となる授業に適用し、速やかにデータの収集および分析作業に移る。
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Causes of Carryover |
今年度購入予定であった開発用PCの購入を見送ったため、次年度使用額が生じている。本件に伴う研究への影響はない。これは既に申請者が保有している環境を用いてシステムの開発等を実施しているためである。開発用PCについては、次年度以降に購入を行なう。
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Research Products
(4 results)