2022 Fiscal Year Research-status Report
Science-based targets for material use in line with the Earth's carrying capacity
Project/Area Number |
21K12344
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
渡 卓磨 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環領域, 研究員 (10845811)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | コンクリート / セメント / カーボンニュートラル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、脱炭素化が最も困難な素材の一つであるセメント・コンクリートを対象に、2050年カーボンニュートラルと整合的な物質フローの将来像を解明した。解析の結果、供給側における対策を仮に最大限に実施した場合でもカーボンニュートラル達成には十分でなく、素材を過剰に使用する設計の回避や、建設物の長期利用、共有化、都市機能の集約化、解体部品の再利用等の需要側における対策が不可欠であることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モデル開発・解析・論文発表の全てにおいて概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、今年度までに確立したモデルを鉄鋼・木材・プラスチックに適用し、物質フローの将来像の解析を実施する。
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Causes of Carryover |
次年度に複数本の論文のオープンアクセスを予定しているため、調整を行なった。
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Research Products
(14 results)