2021 Fiscal Year Research-status Report
Sociology of Okinawa Tourism in the COVID-19 era-The current status and issues of marine tourism-
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21K12471
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
圓田 浩二 沖縄大学, 経法商学部, 教授 (10369209)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | COVID-19 / 観光 / 沖縄 / 感染症対策 / ビーチリゾート / フィールドワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、COVID-19、通称「コロナウィルス」の蔓延により、予定された研究計画が実施できなかった。具体的には、コロナウィルスの流行によって沖縄県に蔓延防止法措置と非常事態宣言の実施が執行され、沖縄県内と沖縄県外への調査旅行が実施されなくなった。特に、海外の様子を知るためのタイ・サムイ島への調査旅行、アメリカ合衆国・ハワイ州オアフ島への調査旅行が実施できなかった。両方とも、世界的に有名なビーチリゾートであり、そこでのCOVID-19感染症対策を調べることは、COVID-19によって、3割ほどに減った観光客数を回復させるために重要なことであった。特に問題だったのは、日本国政府の出入国規制と、タイ政府とハワイ州の出入国対策の差異であった。これらは、煩雑な手続きを成しており、実質の出入国規制となっていた。2022年度はタイ・サムイ島への調査旅行、アメリカ合衆国・ハワイ州オアフ島への調査旅行を実施したい。 また、沖縄県内では、COVID-19の感染者が少ない時期に、沖縄の離島3カ所で調査を行った。それらは、座間味村座間味島、宮古島市、石垣市と小浜島であった。それぞれの離島で役場や観光協会の職員から話を聞き、観光ツアーに参加した。役場や観光協会の職員からは、各離島でのコロナウィルス感染症対策を具体的に聞いた。また、ツアーに参加して、観光業者の現地での感染症対策の実施状況を調査した。詳細は調査報告書「コロナ禍における沖縄離島の感染症対策」『沖縄大学経法商学部紀要4号』にある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19、通称「コロナウィルス」の蔓延による。そのため、予定された研究計画が実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
1.沖縄県内の観光地、特に離島での調査の実施。 2.沖縄県外、特に東京、大阪、京都での調査の実施。 3.海外調査の実施:タイ・サムイ島への調査旅行、アメリカ合衆国・ハワイ州オアフ島への調査旅行の実施。 4.年度末の論文の執筆と調査。
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Causes of Carryover |
2021年度の沖縄県のコロナウィルス感染状況があまりよくなく、長期にわたり緊急事態措置・まん延防止等重点措置がとられ、実質調査活動が行えたのが、10月から1月中旬までと、2月後半から3月までであった。 そのため、国内調査旅行5回、海外調査旅行0回となり、海外調査旅行費86万円あまりが執行できなかった。 2022年度は海外で厳しいコロナウィルス感染症対策がとられないうちに、調査旅行を計画し、実施する予定である。予定している計画は4回の実施で、2021年と2022年度分の予算を執行する予定である。
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