2023 Fiscal Year Research-status Report
高次脳機能障害者の自立を促進させるピクトグラムの視覚的理解に関する評価法の開発
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21K12575
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
時田 春樹 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (30804108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福永 真哉 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (00296188)
野宮 謙吾 岡山県立大学, デザイン学部, 教授 (20316128)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ピクトグラム / 視覚的理解 / 高次脳機能 / 脳損傷者 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度より、脳損傷者データの収集を開始した。脳損傷者に対しては、ピクトグラムの理解に関する課題に加えて、簡易的な高次脳機能スクリーニング検査も実施した。得られたデータから、ピクトグラムの理解に関係すると思われる高次脳機能について分析を行っている。得られた知見は、第47回日本高次脳機能障害学会学術総会にて口頭発表を行った。加えて、現時点までに得られた知見をもとに論文化を行い、国内雑誌へ投稿した。 ピクトグラムの理解に関係する高次脳機能を明らかにすることは、一般高齢者や認知症患者などがより安全な社会生活を送るための新たなサインシステムの提案に繋がるものであり、重要で考える。 今後、障害者データに加え、健常者データの収集も継続して行っていく予定である。現在までに得られている知見に加え、視線計測装置を用いたデータ収集および分析の実験から得られた知見を取り入れることで、より客観的なデータの整理や解析を行っていく。 ピクトグラムの視覚的理解検出に関わる新たな検査課題の作成にむけて、今後も継続実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
障害者データの収集を開始し、現在もデータ数を増やすことができている。また、現在までに得られた分析結果をもとに論文化を行い、国内雑誌に投稿した。
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Strategy for Future Research Activity |
障害者データ収集を継続する。データ収集に関しては研究分担者よび研究協力施設との連絡調整が必要であり、1回のデータ収集でも予定調整などに時間を要するため、計画的にデータ収集を行っていく予定である。並行して、健常者データ、視線計測器を用いたデータ収集を行う予定である。 ピクトグラムの視覚的理解の能力検出に有効と思われる検査課題の試案を行う。
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Causes of Carryover |
被検者予定者の体調不良や、研究協力施設の予定変更などにより、障害者データ収集において、計画の遅延があったため。また、新型コロナウィルスやインフルエンザの感染流行により、当初の計画通りにデータ収集を行うことができなかったため。 研究費の使用については、障害者データの収集に必要な検査用紙や文房具、交通費、また得られた成果を保存、分析するためのパソコン周辺機器(USB等)、学会発表時に必要な交通費などに使用する計画である。
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