2023 Fiscal Year Research-status Report
Guidelines for optimizing Web contents of medical institution considering the concentration of attention by a person with central visual field defect
Project/Area Number |
21K12594
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田中 武志 広島大学, 病院(医), 助教 (40325197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木内 良明 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (40214738)
氏間 和仁 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80432821)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 視覚障害 / 中心視野 / Web |
Outline of Annual Research Achievements |
田中、氏間、木内らは、医療機関のウェブページへのアクセシビリティを向上させるため、視覚障害者でも超拡大フォントでウェブページを閲覧できる医療機関向けウェブページモデルを開発し、視覚障害のある人々を対象としたアンケート調査によってモデルを評価した。 架空の医療機関のWebページを作成し、多くの医療機関Webページで見られる2カラムレイアウトA(比較対象、文字サイズを標準の2倍に固定)と1カラムレイアウトB(大きなサイズのフォントを表示できる評価対象モデル)の2つのレイアウトを適用した。視覚障害者にAとBを順番を変えて提示し、①どちらが理解しやすいか、②どちらが目的の情報を見つけやすいかを尋ねた。全40件の提示のうち、②の質問では29回、②の質問では23回 B が選ばれた。この結果について片側5%の二項検定を行うと、①については有意水準5%を下回ったが②の結果は有意水準を上回った。また①の質問でBを選んだ人の62%が漢字の読みに困難を経験しており、Bを選ばなかった人の27%が困難を経験している。これらのことから、モデルページの1カラムレイアウトは文字サイズが大きくできる代わりに画面スクロールが長くなる点が不評ではあるものの、最も重要な文字を読むことが困難な重度の視覚障害者のウェブアクセシビリティの向上にこのモデルが有効であると結論づけた。 また関連するテーマとして、田中らは国際生活機能分類(ICF)を用いた視覚障害者の相談内容の分析などの視覚リハビリテーションに関する研究を、氏間らは視覚障害児の教育に関する研究を、木内らは失明原因の上位である緑内障の治療に関する基礎研究を、それぞれ実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Webページに関する視覚障害者に対するアンケートでは文字を推測して読む当事者の割合が多く、当初想定していたよりも偏心視の際の語彙推論の効果が大きいことが推測されたため、視線解析用Webページの再検討を行った。またCovid-19の流行および今年度のインフルエンザの流行により視線解析の前段階となる晴眼者向けヒアリング作業の実施を見合わせたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度までの結果を考慮して、研究参加者のWebページの読み方についてのアンケート設問を令和6年6月までに設定し、7月から9月にかけて実施し、同意を得た一部の研究参加者の視線解析を10月から12月にかけて実施する予定。
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Causes of Carryover |
Webページに関する視覚障害者に対するアンケートでは文字を推測して読む当事者の割合が多く、当初想定していたよりも偏心視の際の語彙推論の効果が大きいことが推測されたため、視線解析用Webページの再検討を行った。またCovid-19の流行および今年度のインフルエンザの流行により視線解析の前段階となる晴眼者向けヒアリング作業の実施を見合わせたため。 ヒアリングおよびアンケートの謝金と作業費、結果の発表旅費と論文投稿料および諸雑費の費用として使用を計画している。
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[Journal Article] Potentially compromised systemic and local lactate metabolic balance in glaucoma, which could increase retinal glucose and glutamate concentrations2024
Author(s)
Arai-Okuda M, Murai Y, Maeda H, Kanamori A, Miki T, Naito T, Sugihara K, Kono M, Tanito M, Onoe H, Hirooka K, Kiuchi Y, Shinohara M, Kusuhara S, Mori S, Ueda K, Sakamoto M, Yamada-Nakanishi Y, Nakamura M
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Journal Title
M.Sci Rep. 2024 Feb 14
Volume: 14 (1)
Pages: 3683
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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