2022 Fiscal Year Research-status Report
心外膜脂肪の質を評価する新たな画像診断による心房細動ハイリスク患者検出
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21K12648
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
石井 悠海 大分大学, 医学部, 客員研究員 (20835607)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 心外膜脂肪 / 心房細動 / CT値 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度に73名の左心耳検体を採取した心房細動患者の術前CTの解析を行なった。心外膜脂肪のCT値を-30HU~-190HUに定義し、心筋側から心外膜脂肪の内部にかけてのCT値の変化を測定した。このCT値の変化率が高いほど、心外膜脂肪の質の変化が大きいと考えられたため、2021年度に解析した心外膜脂肪の線維化、炎症性サイトカイン、心外膜脂肪細胞径の変化と相関性を解析した。その結果、CT値の変化率は線維化および脂肪細胞径との正の相関が認められた。つまり、心外膜脂肪の組織学的な変化は、組織密度の変化として、CT画像に反映されており、CT値を測定することによって心外膜脂肪の質を評価できる可能性を見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度までにCT値の解析を終了しており当初の予定通り進行できていると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
心外膜脂肪の組織学的な変化と心外膜脂肪のCT値の変化の相関が得られた。CT値の変化の大きさが、患者の死亡率といったアウトカムに影響するか、追跡研究を行い、その結果を文献として報告する。
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Research Products
(1 results)