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2021 Fiscal Year Research-status Report

ミッド・センチュリーにおける「カリフォルニア・デザイン」の「空間像」に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21K12891
Research InstitutionOtemae University

Principal Investigator

増岡 亮  大手前大学, 建築&芸術学部, 准教授 (90781203)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsケース・スタディ・ハウス / ミッド・センチュリー / カリフォルニア・デザイン / アメリカ西海岸 / 空間像
Outline of Annual Research Achievements

初年度である2021年度は,研究の対象である建築家のアーカイブ訪問や資料収集,独立住宅作品の現地調査や所有者へのインタビューなどを計画していた.しかしながら,新型コロナ感染症の拡大の影響,所属機関およびアーカイブなどの方針等による渡航制限のために,現地での資料収集および調査を断念した.
2021年度は渡航できなかったため,戦後アメリカ西海岸で活躍し,ケース・スタディ・ハウス・プロジェクトに参加した建築家に関して,これまでに収集してきた資料や現地調査などで得た情報をもとに,研究分析に向けての資料の整理および基礎資料(平面図・立面図・断面図)の作成を行なった.特に,1950年代を中心に活躍した建築家ラファエル・ソリアノやピエール・コーニッグの空間構成に関する建築思想などに関して,彼らの言説や論考をもとに分析を行い,彼らの建築思想の特徴を明らかにした.また,コーニッグに関しては,基礎資料や思想の分析を通して,住宅作品における架構形式に着目した研究の成果をシンポジウムにて発表を行なった.
今後は,新型コロナ感染症の状況により,渡航の判断が変更になる可能性があるが,アーカイブや研究機関と密接に連絡をとりながら,渡航に向けての準備を進めるとともに,国内からアーカイブなどの機関に資料の取り寄せなどを行えるように調整および計画している.また,これまでの研究の成果などを国外の学会や雑誌での発表に向けて準備をする予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2021年度は,アーカイブによる資料収集および現地調査を実施する予定であったが,新型コロナ感染症の拡大の影響を受けて,アメリカ西海岸への渡航を断念した.現在所有している資料をもとに分析を進めたこと,現地アーカイブや研究機関との連絡調整などを行い,2022年度の調査に向けて準備を進めている.これらにより,「やや遅れている」と判断した.

Strategy for Future Research Activity

2022年度は,アメリカ西海岸に渡航し,資料収集および現地調査を実施する方針であるが,新型コロナ感染症の拡大の状況により渡航できない可能性がある.
感染症の状況により,研究の推進方策が変更になる可能性が高いが,渡航の可否に関わらず,これまでに収集した資料や現地調査で得た資料をもとに,研究の基礎資料として図面作成および3Dモデルの作成,それらをもとに検討と分析を可能な範囲で実施する.また,アーカイブや研究機関から分析に必要な図面や写真などを取り寄せることで,研究を進めていく.

Causes of Carryover

2021年度の使用計画では,アメリカへの渡航費およびアーカイブでの資料収集費を見込んでいたが,コロナ感染症の拡大の影響をうけ,渡航を断念した.そのため,コロナ感染症の状況に応じて,渡航費および資料収集費は次年度以降に使用することになる.

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ピエール・コーニッグの独立住宅作品における主空間と架構表現2021

    • Author(s)
      増岡亮,末包伸吾
    • Organizer
      DESIGNシンポジウム2021

URL: 

Published: 2022-12-28  

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