2023 Fiscal Year Research-status Report
A comparative study of the word formation of morphemes in Japanese and Chinese
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21K12976
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
曽 睿 佛教大学, 文学部, 講師 (70837749)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 語形成 / 自立形式 / 点 / 線 / 面 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究業績は主に以下の三つに分けられる。 第一に、これまで考察した7つの字音形態素「車・機・感・性・式・風・的」の考察結果をまとめ、日本語における字音形態素字音の語構(形)成と節(形成)における特徴を記述した。これにより、日中同形漢字形式をグループ化する基準を定めることができるようになり、研究が次の段階に入る準備ができた。 第二に、新な漢字形態素「点・線・面」の語構成と文中における使用に関する考察を詳細に行った。このような類義形式の比較を含めた日中対照研究を行うことによって、類義形式の役割分担の実態を窺うことができるようになった。 第三に、データベースに収録する漢字形態素を100形式に絞りこみ、整理の最終段階に入った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナの影響により、初年度から作業が遅れており、1年間延長することになった。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度からコロナの影響がおおむね解消され、データベースの作成も再開できた。また、国際学会の発表も可能になり、研究環境を整えられた。今年度はこれまでの考察に基づき、具体的な形式をグループ化し、研究対象を広めていくことにより、予定の研究目標を達成する見込みである。
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Causes of Carryover |
コロナの影響で調査が進まなかったため、予定した調査及び発表を行うために物品費、旅費が必要である。 次年度の費用は主に国内(1回)発表、海外(1回)発表の旅費、及び書籍、消耗品を含む物品費に使用する予定である。
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