2021 Fiscal Year Research-status Report
eラーニングと対面授業による日本人ドイツ語学習者の冠詞意味論の理解
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21K13062
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 外国語教育 / 言語 / 冠詞 / 意味論 / オンライン授業 / 対面授業 / 教授法 / 冠詞意味論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は日本人ドイツ語学習者とドイツ語教員による冠詞使用を授業における教授法を通して観察し、学習者による冠詞使用とその認知的な理解を調査する。それぞれ対面授業とオンライン授業で用いられる教材は学習者の冠詞理解にどのような教育上の影響があるのか、冠詞という文法項目を教材の中にどのように位置づけるべきかを解明し、日本人ドイツ語学習者が冠詞の意味上の機能をより簡単に理解できるように適切な教材を開発し授業改善および教育能力開発をしていく。現時点の研究実績および今後の進み方は以下は通りになる:
1.学習者グループ・教員グループ選定:申請者が所属する学部および他学部・他大学の日本ドイツ語学習者を選定するおよび申請者が所属する学部および他学部・他大学のドイツ語母教員を選定した。 2.データ収集・課題設定:対面授業とオンライン授業によるデータ収集およびそれぞれの授業形式に適応する教育ツールを利用し、学習者の理解を確認した。 3.データ分析および国内・国外の研究論文と研究発表、高度教育開発実習:分析から得られたデータを算出し、分析する上、分析されたデータを論文としてまとめ国内・国外に発表することは今年度の予定である。また、新型コロナウイルス感染拡大の状況が治まり次第、申請者が所属する大学の協定校であるワシントン大学のCenter For Teaching and Learningに実施されている高度教育開発実習プログラムでの参加する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大状況の影響によって海外の大学でのデータ収集およびFDプログラムでの参加が一時的に不可能となってしまいました結果、現時点では国内の大学で収集したデータに基づいてデータ分析に集中的に取り組んでいるところです。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 教育現場適応(2022年):分析結果を教育現場に応用し、効率観察を遂行し、効率観察結果を研究発表としてまとめる。
2. データ分析および国内・国外の研究論文と研究発表、高度教育開発実習:分析から得られたデータを算出し、分析する上、分析されたデータを論文としてまとめ国内・国外に発表することは今年度の予定である。また、新型コロナウイルス感染拡大の状況が治まり次第、申請者が所属する大学の協定校であるワシントン大学のCenter For Teaching and Learningに実施されている高度教育開発実習プログラムでの参加する予定である(2023年)。
3. 教材開発(2023年):データ分析と教育現場から獲られたデータに基づいて教材を開発し、開発された教材とその意義を国内・国外の学会・教育機構で紹介し、授業改善と教育能力開発していく。
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Causes of Carryover |
オンライン授業および対面授業をより効果的に実施するように教育上による最先端の技術およびオンラインツールまた研究課題と関連する専門書および雑誌を購読することが不可欠である。主にオンライン授業において日本人ドイツ語学習者の理解度を深めるように有料なオンライン・ツールのソフトを手に入れるのが必要となる。主に海外の大学の授業で利用されるこうしたオンライン・ツールを通してより発展した教育上の発想を経験上に裏付けることが可能となり日本におけるドイツ語教育に大きな貢献をすると期待できる。また新型コロナウイルス感染拡大の状況が治まり次第、欧米の大学に渡り、現地での授業におけるデータを収集する予定もある。その際、航空券、滞在費などの費用が発生する。
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