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2022 Fiscal Year Research-status Report

eラーニングと対面授業による日本人ドイツ語学習者の冠詞意味論の理解

Research Project

Project/Area Number 21K13062
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

クラウス マヌエル・フィリップ  早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20788319)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords外国語教育 / 言語 / 冠詞 / 意味論 / オンライン授業 / 対面授業 / 教授法 / 冠詞意味論
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は日本人ドイツ語学習者による冠詞使用を観察し、学習者による冠詞使用とその認知的な理解を調査する。その際、対面授業およびオンライン授業で用いられる教材は学習者の冠詞理解にどのような教育上の影響を与えるのか、また冠詞という文法項目を教材の中にどのように位置づけるべきかを解明することを目指す。日本人ドイツ語学習者が冠詞の意味上の機能をより簡単に理解できるように適切な教材を開発し、日本におけるドイツ語教授法に大きく貢献することが本研究の最終目標となる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

3つの大学から収集したデータを分析し、以前のデータと比較しながら非常に有意義な分析結果を得て、論文執筆に励むことが計画通りにできた。またデータ収集から得られた知識を教材開発(分担執筆)として利用する機会が得られ、予想外に進展していると考える。

Strategy for Future Research Activity

現時点の研究実績および今後の進み方は以下の通りになる:
1. データ収集:3つの大学から分析データを収集し、日本人ドイツ語学習者の冠詞使用とその意味上の理解に基づいて調査する(終了)
2. データ分析・研究執筆:分析から得られたデータを算出し、分析する上、分析されたデータを論文としてまとめて国内外に閲覧できる学術論文の雑誌に提出する(終了)
3. 教材開発:分析から得られたデータの知識を利用し、教材執筆(分担執筆)にもたらした(終了)
4. 論文発表:論文に基づくデータを国外(台湾)の学会で発表することは今年度の予定である。

Causes of Carryover

これまで得られたデータをより認知的な視点から検証することが不可欠である。申請者の以前のデータと今回のデータを比較すると、顕著な相関関係が見られ、日本人ドイツ語学習者における冠詞の意味上の理解において、どのような注目点があるのか、十分に証明することができた。但し、日本人ドイツ語学習者は冠詞を使用する際、どのような認知上のプロセスが行われるのか、未解決の問題として残る。その際、アイトラッキングのような眼球運動測定に基づいて学習者はテキスト外およびテキスト内の文脈を実際に考慮するのか、を明らかにすることは大きな目標となる。そのため、外国語教育研究を認知上の観点から調査する専門書を購入する必要があり、認知言語学、心理言語学、言語脳科学の内容を取り扱う学会に参加し、分析に必要な知識を身に付けることが今後の進展に大きく貢献すると考える。

また、授業をより効果的に実施するように教育上による最先端の技術およびオンラインツールを購入することも必要になる。日本人ドイツ語学習者の理解度を深めるようにオンラインツールのソフトを手に入れ、より発展した教育上の発想を経験上に裏付けることによって日本におけるドイツ語教育に大きな貢献をすると期待できる。

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Published: 2023-12-25  

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