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2023 Fiscal Year Research-status Report

アフリカにおけるキリスト教信仰覚醒の人類学的研究:南スーダンを事例として

Research Project

Project/Area Number 21K13171
Research InstitutionMorioka College

Principal Investigator

飛内 悠子  盛岡大学, 文学部, 教授 (40773411)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords南スーダン / キリスト教 / 信仰覚醒運動 / ウガンダ
Outline of Annual Research Achievements

2023年4月に本課題を基課題とする国際共同研究強化Aにより、英国エディンバラに渡航し、エディンバラにおける信仰覚醒の実態について調査を行った。スコットランド教会のA教会、そして福音派独立教会のB教会を拠点とした調査によって、スコットランドにおける信仰覚醒の状況を明らかにした。また、同時に前年度の調査成果の整理を行った。2023年12月から2024年1月はこちらも国際共同研究強化Aによりウガンダに渡航し、モヨ県、カユンガ県における東アフリカ信仰覚醒運動、スクリプチャー・ユニオンに関する調査を行った。エディンバラ、およびウガンダの調査の成果についての詳細は、国際共同研究強化Aの報告書に記す。
2024年2月は南スーダンにおいて、東アフリカ信仰覚醒運動と若者主体の信仰覚醒組織に関する調査を行った。東アフリカ信仰覚醒運動は組織化があいまいで、様々なグループが東アフリカの各地で活動するが、そのうちの一つでかつてかなり過激に運動を展開した「選ばれし福音覚醒者(CER)」の南スーダンにおける信仰覚醒運動への影響力の大きさがウガンダで判明していたが、南スーダンにおいてもその影響力の高さが裏付けられた。その一方、CERの名前は南スーダンで語られることがなく、南スーダンにおいてはCERはほぼ一般の信仰覚醒者と同化している様子が見えた。また、若者主体の信仰覚醒組織については、これまでに判明していた中等学校の学生が主体となるスクリプチャー・ユニオンに加え、ジュバ大学のキリスト教学生会と、基本的に大卒者が主体となるフォーカスの存在を確認した。これらの組織は基本的に超教派であり、ネットワークを形成している。同時にそれぞれの組織はグローバルなネットワークも持っており、これらが参加者の信仰覚醒を促し、かつ信仰の強化につながっている様子を確認した。
2024年3月に帰国し、調査成果を整理した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究を基盤とする国際共同研究強化Aにより、英国、ウガンダでの長期滞在が可能になったことにより調査自体は飛躍的に進展したが、その分成果公表が遅れているため、おおむね順調と判断した。

Strategy for Future Research Activity

2024年8-9月に南スーダンと英国、2025年2-3月にウガンダにおいて調査を行う予定である。特に各地における信仰覚醒者たちの信仰覚醒による影響と、彼らがそれをどう見ているのかについて注目する。同時に、これまでの調査成果の公刊を目指す。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] スーダン民主化革命:挫折の構図2023

    • Author(s)
      飛内悠子
    • Journal Title

      外交

      Volume: 79 Pages: 140-145

URL: 

Published: 2024-12-25  

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