2023 Fiscal Year Research-status Report
Public Policy Research on Social Integration of International Migrants
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21K13246
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Research Institution | Shizuoka University of Art and Culture |
Principal Investigator |
佐伯 康考 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 准教授 (20780753)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 外国にルーツを持つ子ども / 日本語指導が必要な児童生徒 / JSL / 外国人労働者 / 社会統合 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度前期に外国にルーツを持つ児童生徒が多く在籍する自治体A・自治体Bの教育委員会へのヒアリング調査を重ねるとともに、外国にルーツを持つ生徒の割合が高い中学校への訪問調査を行い、外国にルーツを持つ生徒たちの指導を主幹的立場で担当する教諭と、校長先生から現在の状況と課題についてお話を伺うことができた。 当初は2023年度内に上記の調査結果を学術成果として発表する予定であったが、家庭の事情で2023年度に半年間の休業期間が発生したため補助事業期間の延長申請を行い、2024年度に研究成果を発表することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
家庭の事情で2023年度に半年間の休業期間が発生したため、2023年度前期に実施した調査結果をもとにした学術成果を発表することができなかった。そのため調査自体は順調に進んでいるものの、「(3)やや遅れている」を選択している。2024年4月からは職場に復帰したため、補助事業期間の延長期間である2024年度以内に複数の研究成果発表を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
外国にルーツを持つ児童生徒の教育においてともに重要である日本語教育と、母語・継承語教育のそれぞれが持つ意義について研究を進めるため、日本国内の事例研究を進めるとともに、諸外国の教育政策・社会統合政策についても調査研究を進めていく。 そのために移民に対する言語政策(母語・継承語)ならびに文化政策(母文化・継承文化)にかんする欧米諸国の政策について文献調査を中心とした調査研究を進める。 また複数の自治体において、母語・継承語、母文化・継承文化を外国にルーツを持つ児童生徒に伝えるための取り組みについての調査研究を継続して行う。
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Causes of Carryover |
家庭の事情で2023年度に半年間の休業期間が発生したため、2023年度前期に実施した調査結果をもとにした学術成果を2023年度内に発表することができなかった。補助事業期間の延長期間である2024年度内に複数の研究成果発表を実施し、研究成果を社会に広く発信できるよう研究活動を遂行する。
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