2021 Fiscal Year Research-status Report
「国際人権」を国内に持ち帰る:日本における「国連婦人の一〇年」の展開を事例として
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21K13255
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Research Institution | Kushiro Public University of Economics |
Principal Investigator |
小阪 裕城 釧路公立大学, 経済学部, 講師 (60792512)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 世界女性会議 / 「国際婦人年」 / 「国連婦人の10年」 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初計画していた沖縄での調査を2021年8月に実施することを企図していたが、現地における新型コロナウイルス感染者数増大のために実施することができなかった。次に2022年2月の実施を企図したが、やはり感染者数増大の状況となり、21年度の沖縄調査は断念せざるを得なかった。代替として、ILLを活用した資料収集を続けることによって、次年度の調査の基礎固めを継続した。
他方で、東京での調査については、2022年3月に東京の外交史料館での調査を実施することができた。「国際婦人年」や「国連婦人の10年」、「女性差別撤廃条約」関連の公文書を閲覧・収集することができた。
また、当初の研究計画になかった成果として、北海道釧路市へ着任したことに伴い、釧路における女性運動史の展開について、本研究計画の視座から史資料の収集と聞き取り調査を行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「研究実績の概要」に記したように、当初計画していた沖縄調査を実施することができなかったことが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画にしたがって、沖縄での調査を2022年9月に実施するつもりである。同時期に東京での調査も再び実施する。また、学会での報告ないし研究ノートの執筆というかたちで研究の成果の中途報告を行いたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、当初計画していた沖縄での調査が実施できなかったことによる。2022年度の夏期(9月)の実施を計画している。
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Research Products
(1 results)