設備投資補助政策の企業ネットワークを通じた波及効果の検証

2022 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K13312
• Research Institution: Hitotsubashi University
• Principal Investigator: 小泉 秀人 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 特任講師 (80877019)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2026-03-31
• Keywords: 投資促進税制の波及効果

Outline of Annual Research Achievements

特別償却制度は我が国でも特に中小企業に対して頻繁に行われる政策であるが、その効果がどのようにサプライチェーンなどの企業ネットワークを通じて波及するか調べた研究は、国内外を含めて存在しない。2022年度（令和４年度）は帝国データバンクの企業取引データを用いて波及効果を実証分析し、現在ワーキングペーパーにしている最中であるが、学会発表をしてフィードバックを得られる状態まで仕上げることが出来た。現在のところ、最大国際経済学会であるEconometric Societyが主催する地域学会である、North American Summer Meeting 2023, Asian Meeting of Econometric Society 2023, European Meeting of Econometric Society 2023で発表することになっている。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナの影響でフィードバックを得る機会が限定されてしまったが、2023年度は国内外からフィードバックを得られる予定である。

Strategy for Future Research Activity

2023年度は複数の海外カンファレンスで発表する予定であり、フィードバックを得て論文を修正し、ワーキングペーパーとして仕上げる予定である。

Causes of Carryover

コロナで海外カンファレンスに参加できなかったため、次年度使用が生じた。2023年度は複数のカンファレンスに対面参加を予定しており、このため経費として使用する計画である。