2023 Fiscal Year Annual Research Report
A Study of Marketing Communications Focusing on Emotions that Stimulate Preventive Behavior: An International Comparative Study for Post-Covid19
Project/Area Number |
21K13387
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Research Institution | Wako University |
Principal Investigator |
大野 幸子 和光大学, 経済経営学部, 准教授 (30740005)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 予防行動 / 消費者行動 / 感情 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、消費者の予防行動を喚起・維持させるのに効果的な感情訴求を検討するものであるが、国民性によって予防行動を促す感情は異なる可能性があるため、日本・アメリカ・インドネシアにおける国際比較研究を行う。2023年度は3カ年計画の3年目である。 2023年度の研究成果は大きく5つ挙げられる。(1)マーケティング・消費者行動分野の予防行動に関わる文献収集と研究レビュー(2)インドネシア関係の文献収集(3)インドネシアの国立ガネーシャ教育大学・ウダヤナ大学での意見交換とヒアリング(4)インドネシア人に対する予防行動に対する定量調査(5)国内外の論文投稿とジャーナル掲載。 今年度は、引き続きコーネル大学を通じて入手困難な消費者行動やマーケティング、インドネシアに関する文献収集を行うことができたとともに、インドネシアに訪問し、国立ガネーシャ教育大学とウダヤナ大学の研究者と自身の研究について意見交換を行うことができた。具体的で貴重なアドバイスをいただき、今回インドネシア語で作成した調査票を今後は、オンライン上やスマートフォンを用いてより簡単に答えやすくする方法についても検討を行った。加えて、国立ガネーシャ教育大学の学生には、消費者行動調査にご協力いただき、定量調査を行うことができた。 時間的にも金銭的にも、国際比較という点では計画通りに調査を行うことは残念ながらできなかったが、インドネシアで収集した現地のデータは、これまでのインドネシアの消費者行動の傾向とは異なった特徴を明らかにしていた。今後も現地の大学と連携して調査を行わせていただけるようお願いできたため、今後の国際共同研究に繋げていくつもりである。
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