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2022 Fiscal Year Research-status Report

新奇の技術を用いた食品の摂食拒否緩和に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21K13391
Research InstitutionRyukoku University

Principal Investigator

地頭所 里紗  龍谷大学, 政策学部, 講師 (90802570)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords食物新奇性恐怖 / フード・ネオフォビア
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は実験を通じて,新奇の技術が用いられた食品の受容において発生する,「未知の,またはなじみのない食べ物に対する恐れや嫌悪感」であるフード・ネオフォビア傾向によって引き起こされる摂食拒否を緩和するのにいかなる情報を追加すべきかを明らかにすることである。
新奇の技術が用いられた食品に対するフード・ネオフォビアに関する研究は世界中で蓄積が進んでいるが,そのほとんどはいかにフード・ネオフォビア傾向が低い消費者を見つけ出すかにとどまっている。そこで本研究では代替肉や培養肉といった新奇の技術を用いた食品の受容を促進するためにはいかなるマーケティングコミュニケーションが有効かを明らかにすることを試みる。
2022年度には実験準備として代用タンパク質を実際に販売する企業にインタビューを行い企業が知覚する消費者のフード・テックに対する忌避感とその低減策について調査した。
先行研究と2021年-2022年の調査をもとに,実験の刺激素材としてフード・ネオフォビアによる摂食拒否傾向の緩和に効果が見込まれる6パターンのメッセージを追加した代用タンパク質の模擬広告と対照実験用の模擬広告1種類,同じメッセージを追加した肉の広告の試作をおこなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

インタビューの結果,先行研究をもとに立てていた仮説と異なる先行要因が存在する可能性が明らかになったため,刺激素材の試作を再度行っている。

Strategy for Future Research Activity

2023年度に実査を行うという当初のスケジュールから大幅な遅れはないため,このまま着実に準備を進めて,10月をめどに当初のスケジュールに追いつく予定である。

Causes of Carryover

実験の刺激素材の再作成に伴い,プレテストが遅れているため,その費用が次年度使用額として生じました。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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