2022 Fiscal Year Research-status Report
"Confluent Love in Japanese Society" from Perspective of Cultural Sociology
Project/Area Number |
21K13425
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
木村 絵里子 日本女子大学, 人間社会学部, 助教 (60710407)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 恋愛 / コンフルエント・ラブ / 雑誌メディア / マッチングアプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、恋愛や結婚に関する言説として、1950年代と、1980年~1990年代における男性ファッション誌の資料を収集し、後者については前年度に行った女性ファッション誌の分析結果と比較しながら分析を進めた。 また、このような雑誌メディアの分析とともに「コンフルエント・ラブ」の現代的展開の一側面として捉えることのできるマッチングアプリを利用した出会いやその困難についての考察を行った。これらは、2023年度の成果として発表される予定である(『ガールズ・アーバン・スタディーズーー「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く』法律文化社 収録)。 インタビュー調査については、前年度に引き続き、JSPS科研費21K12511「性に関する若者のインタビュー調査ー人権とジェンダー平等の観点から」(代表 明治大学 平山満紀)と共同で実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022度は、主に雑誌メディアの言説の分析を実施した。これらの成果報告は2023度に行われる予定である。また、インタビュー調査では、新型コロナウィルス感染症対策としてZoomでインタビューを実施することで作業を滞りなく遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度も、言説の分析とインタビュー調査を進めていく予定である。とりわけ2022度に行った分析結果を公表する機会を設けることを優先させたいと考えている。これらに加えて、「ロマンティック・ラブ」から「コンフルエント・ラブ」への重要な移行過程として位置付けられる1990年代の資料収集に着手し、分析を進める。
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