2023 Fiscal Year Research-status Report
コミュニティ・ソーシャルワークとサービス・ラーニングの架橋モデルの構築
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21K13466
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
市川 享子 東海大学, 健康学部, 准教授 (80803395)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サービス・ラーニング / コミュニティ・ソーシャルワーク / シティズンシップ教育 / 探究的な学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は地域福祉(コミュニティ・ソーシャルワーク)において見逃されている生徒・学習の社会参画と同じくシティズンシップ教育・市民学習研究において見逃されている地域社会の変容を結びつけた新たなモデルを生成することを目的とする。すなわち「地域福祉―シティズンシップ教育・市民学習のミッシングリンク」に対して、コミュニティ・ソーシャルワークとシティズンシップ教育・市民学習の理論の発展的統合から架橋モデルを生成し、実践的なインプリケーションを得ることを目的に進めている。2023年度はコミュニティ・ソーシャルワークとシティズンシップ教育・市民学習理論において、社会変容がどのように内在化されているか、あるいは内在化における課題、限界について文献研究、海外研究者との合同で開催した研究会等により分析を進めることができた。現場での調査については、国内、海外(デンマーク等)で参与観察を含めた事例収集を進めることによって、実践・社会変容・研究の好循環をどのように促進しているか、分析をおこなう指標づくりをおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コミュニティ・ソーシャルワークとシティズンシップ教育・市民学習実践の架橋モデルづくりの基礎となる指標作成と実践・研究(日本国内、欧州、アジア)の事例収集が予定通りできた。
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Strategy for Future Research Activity |
4年間の研究成果をまとめるための研究会を開催し、研究成果に基づいて公開研究会(シンポジウム)を開催する予定である。あわせて、本研究テーマに関する研究報告書を作成する予定である。
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Causes of Carryover |
昨年度の研究遂行及び予算執行は総じて順調であったが、2021年度、2022年度はコロナ禍の影響を受けて計画通り予算執行することが難しかった。
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