2023 Fiscal Year Annual Research Report
プロイセン教育改革期の教育学論争の内実と特質に関する研究
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21K13524
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
宮本 勇一 岡山大学, 教育学域, 講師 (00897134)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | プロイセン教育改革 / 教育改革 / フンボルト / 陶冶理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度に公開した研究成果をもとに、以下の3点に関する研究の進捗が見られた。 第一に、フンボルトの人間形成理論と教育改革に関する自身の研究成果の知見を、海外の研究者との研究交流として生かしたことである。同交流の成果は2024年度以降に研究論文や集中講義という形でさらに展開される予定である 第二に、ドイツの教育思想史と教育改革の歴史におけるフンボルト受容に大きな功績を果たしたエドゥアルド・シュプランガーのアーカイブにて資料収集をおこなった。 第三に、教育改革の理論的枠組みの構築を行った。これによって、近代以降の教育改革を大きく貫く理論枠組の基礎をつくることができた。 総じて、2023年度は、これまでの研究成果を総括したうえで、その成果の先で得られた研究萌芽を選別し、その新しい取り組みを準備する機関となった。第一については、2024年度以降の研究交流と論文成果執筆に向けて。第二と第三については、2024年以降の研究テーマに継続発展させる形となった。
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