2021 Fiscal Year Research-status Report
A study on the construction of the evaluation method focusing on teacher's performance in the elementary school arts and crafts section.
Project/Area Number |
21K13580
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
大西 洋史 関西国際大学, 教育学部, 教授 (70805978)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 図画工作科 / 教師の力量形成 / クリッカー / 授業分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、本研究の目的である図画工作科の授業においてどういった「教師のパフォーマンス」が子ども達の感性や活動に有効に働きかけるのか,また授業が活性化する際にはどのような「教師のパフォ-マンス」が見られるのかを調査や授業分析から明らかにするための機器整備を中心に研究を進めた。 具体的には,複数の評価者が授業参観する際に授業の様子をクリッカーとビデオを用いて映像と評価を同時記録するための機器であるPF-NOTEを購入している。本来はこれと同時に授業を受けている子ども達が注目している教師の振る舞いを記録できるアイトラッカーの導入をする予定であったが、価格が見合わず次年度での導入を検討している。 コロナ過でもあり、小学校での調査が難しい状況が続いていたため、授業記録の調査が計画通りにいかないこともあったが、3月には6名の評価者の協力を得て授業の記録を採ることができている。その際には、これまでの研究成果を生かし授業における教師のパフォーマンスを評価するための評価指標を提示し、有用性を評価者にリサーチしている。6名の評価者の評価が重なる部分も記録には多く表れており、有効なデータが取得できている。記録したデータの詳しい分析は今後になるが、評価者が評価した内容をインタビューしたところでは8つの評価指標のうち「言葉の使い方」「タイミング」が強く挙げられていることが明らかとなった。 この成果は、本年度の美術科教育学会等で報告する予定にしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた機器購入では、PF-NOTEの購入を実施した。次年度には、アイトラッカーの整備を予定している。 コロナ過でもあり、小学校現場での実地調査の計画が難しい状況ではあったが、3月に6年生の図画工作科「EMOTION~ビスケットによるCGアート~」の授業を6名の評価者の協力を得て、授業の記録を採ることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度、早々にアイトラッカーの導入を実施し、7月には小学校での授業記録調査を計画したい。年度末までに、さらなる記録調査の実施も検討する。 得られている成果を、学会等に発表することも併せて推進していきたい。
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Causes of Carryover |
アイトラッカーの購入を計画していたが、残額での購入は無理であった。次年度に繰り越し、次年度予算と合わせてアイトラッカーの購入を実施する。
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