2023 Fiscal Year Research-status Report
Formulation and practice of CAN-DO list to develop academic Japanese for engineers
Project/Area Number |
21K13597
|
Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
梅木 俊輔 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (80756247)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 学習言語 / アカデミック・ライティング / 専門日本語 / CAN-DOリスト / 高等専門学校 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,工学系科目教員と語学系科目教員が共同し,工学分野の授業に参加する上で,科目ごとにどのような学習言語の習熟を目標とするかを示すCAN-DOリストの作成を目的とする。これに基づき,各教科に配慮した学習言語の教授法および実践事例を提示する。具体的には,課題Ⅰ. 工学分野の教材に使用される比喩的言い回しの教科間比較分析,課題Ⅱ.授業場面での学習言語の共有化プロセスに関する相互行為分析,課題Ⅲ.工学系学習言語を育成する日本語CAN-DOリストの策定,課題Ⅳ.教育実践と評価に基づく教授法の構築,に取り組む。 令和5年度は,上記の課題Ⅲに関連し,工学系学習言語を育成する日本語CAN-DOリストの策定に向けた予備調査として,高専のアカデミック・ライティングの授業を担当する専門課程の教員に対し半構造化インタビュー調査を行うとともに,その調査結果をもとに,Can-doリスト(書く)の一部を作成した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
課題Ⅲ.工学系学習言語を育成する日本語CAN-DOリストの策定に関連し,語学系教員が作成した日本語CAN-DOリストの記述案に対し,工学系教員との意見交換から見出された課題や記述方針を取り纏め, 修正方針を決定するにあたり,想定以上に時間を要したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は,課題Ⅲ.工学系学習言語を育成する日本語CAN-DOリストの策定を完了し,課題Ⅳ.教育実践と評価に基づく教授法の構築,に取り組む。また,課題Ⅱ.授業場面での学習言語の共有化プロセスに関する相互行為分析については,遅れた作業時間を調整するため,アカデミック・ライティングの授業のみを対象に実施する。
|
Causes of Carryover |
予定していた研究協力者との打合わせ,学会参加等の一部がオンライン参加となり、旅費が発生しなかったため。また,データ収集を授業の一環に行えたことから、研究協力者に支払う謝金が不要となった。翌年度分の旅費として使用する。
|
Research Products
(2 results)