2024 Fiscal Year Annual Research Report
認知モデリングによる学習課題遂行時の包括的メタ認知モデルの作成
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21K13701
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| Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
山根 嵩史 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (90808726)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | メタ認知 / 学習過程 / 認知モデリング |
| Outline of Annual Research Achievements |
現実の学習場面を模した実験により,学習全体を通じたメタ認知的活動の相互関係と最終的な成績への影響過程を明らかにすることを目的とし,実験的検討を行った。令和6年度は,令和4年度および令和5年度に実施した2つの実験の結果について,より詳細な分析と結果の公表を行った。 まず,反復的な学習場面(令和5年度の実験)におけるメタ認知的モニタリングの変化の規定因について分析を行ったところ,モニタリングに影響するとされる学習項目の特徴(単語の長さや馴染み深さ)のうち,学習の初期から後期まで一貫してモニタリングを規定するものと,そうでないものが存在することが示唆された。加えて,1度目の学習の成績が,2度目の学習時のモニタリングを規定することが示された。このことは,学習者が先行する学習の成果を踏まえて後続の学習を制御しているという様態を反映するものであると考えられた。 さらに,人間の判断や意思決定の過程を数理モデルによって表現し,データへの当てはめを通じてメカニズムを検討する手法である認知モデリングを2つの実験データに適用し,学習後のメタ認知的モニタリングの機序に関する複数のモデルの比較検討を行った。結果として,学習者が学習状況に伴う種々の手がかり(学習項目の呈示回数や呈示時間)を利用してモニタリングを行っているとするモデルが支持されたが,モデルに改善の余地があることも明らかとなった。 総じて,学習の初期から学習成立に至るまでのメタ認知的活動の変化と学習活動の様態に関する経験的証拠を得ることができたこと,また,学習中のメタ認知的モニタリングに関する認知モデルの叩き台を作成することができたことが本年度の成果である。
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