2022 Fiscal Year Research-status Report
マインドフルネス呼吸法が反応スタイル,メタ受容および抑うつに及ぼす影響の検討
Project/Area Number |
21K13710
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
島津 直実 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 (30549225)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 反応スタイル / 抑うつ / マインドフルネス |
Outline of Annual Research Achievements |
抑うつを総合的かつ実証的に捉えるための統合モデルの構築の試みがなされている。しかし,抑うつの低減,再発予防に効果が認められてきているマインドフルネスの技法効果を反応スタイルに関する統合モデルとして検討した研究はまだ国内外においてみられない。そこで,本研究では,大学生を対象に2週間のマインドフルネスの技法を実施し,その効果を反応スタイル,メタ認知,抑うつとの関係で検討する事を目的とした。2022年度も2021年度に引き続き抑うつと反応スタイルおよびマインドフルネスの関連領域の論文・著書を概観し,当該研究領域の知見を得た。また,実験実施に向けて利益相反委員会や倫理委員会提出書類の作成を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響に伴い,前年度は研究を進める上で必要となる文献の入手が遅延した。その遅れが今年度の進捗状況にも影響を与えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
マインドフルネス呼吸法が反応スタイルおよび抑うつに与える影響について,技法実施前の反応スタイルの各下位因子が,2週間後の抑うつの程度(SDS)にどの程度の影響を与えているのかについて,重回帰分析を用いて検討する。また,マインドフルネス呼吸法が反応スタイルの各下位因子および将来の抑うつに及ぼす間接的影響について,技法実施前の反応スタイル尺度の各下位因子,メタ受容,およびそれらの交互作用が,2週間後の抑うつの程度にどの程度の影響を与えているのかについて階層的重回帰分析を用いて検討する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響に伴い,研究を進める上で必要となる文献の入手が遅延し,その遅れが今年度の進捗状況にも影響を与えた。2022年度の使用計画を2023年度にまわしたため,次年度使用額が生じた。2023年度は,詳細な研究計画や研究成果をまとめるために,最新の文献・資料およびPCが必要となる。
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