2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K13756
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
濱田 大佐 京都大学, 文学研究科, 研究員 (70851236)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 色字共感覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度では、新たに複数の共感覚者の実験協力を得た。インタビュー調査を行い、今後の継続的な実験協力についての承諾を得た。前年度に行った共感覚色に対する情動反応の多様性についてのデータ収集を継続している。今後の研究展開について、共感覚色に対する情動反応の多様性について分析を行いつつ、新たな視点として日本人と台湾人の共感覚者を対象に共感覚色の分布の文化比較をする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
共感覚色に対する情動反応について、実験が可能な共感覚者からデータ収集を継続しているが、遠方の方からのデータ収集は困難であり、2023年度に協力者全員のデータを集めることができなかったため、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
新たに実験協力が可能な共感覚者を募ることができたので、共感覚者募集を継続して行い、実験の都合のつくできるだけ多くの参加者のデータ収集を試みる。また、新たな研究の方向性として、日本人と台湾人の共感覚者を対象に共感覚色の分布の文化比較をする予定である(現在、台湾大学と共同で研究を行っており、定期的なミーティングを行っている)。
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Causes of Carryover |
十分なデータ収集がスムーズに行われなかったため分析や結果の解釈、成果報告に至ることができず、2023年度に十分に助成金を利用することができなかったことから次年度使用額が生じた。次年度においては、新たな参加者を募ることができたので一定のデータ数が集まる見込みがある。一定のデータが収集された段階で分析を行い、成果報告に至るまで迅速に行うよう努める。
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