2021 Fiscal Year Research-status Report
”職人技”から”汎用技術”への転換:大型化石を用いた標本自動分類システムの確立
Project/Area Number |
21K14031
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松井 久美子 九州大学, 総合研究博物館, 特別研究員(CPD) (80816207)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 深層学習 / 軟体動物 / 化石 / 種同定 / 自動化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は化石生物の種同定の自動化を試みるものである。化石の種同定は古生物学の基本であり,地質年代の決定や古環境・堆積環境の推定のために欠かせない技術である。化石種は形態情報に基づく種記載と同定が行われるが、多くの場合で,それらは定性的指標に基づいて主観的に行われて来た。この作業を正確に行うには,長年の経験を要し,古生物学研究の作業効率を低下させている。そこで、本研究ではまず化石を3Dデジタルデータ化する. そして,得られたデータを,深層学習技術を用いて処理,化石の種分類の自動化を実現する 事によって古生物学における同定作業の大幅な簡略化を目指すものである。
今年度は長期に及ぶ緊急事態宣言および新型コロナウイルス まん延防止等重点措置の影響で、 年間を通し、計画を立てることが非常に困難であった。そのため、今年度は当初計上していた出張を全てキャンセルし、可能な範囲でのデータの収集のみを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響で、今年度予定していた標本調査を全て断念したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は標本調査に必要な機器のみを購入した。本機材の購入によって来年度以降、効率的なデータ収集が可能になることが期待される。 国際移動も、ロシアウクライナを除く地域においては、COVID-19の制限が出入国が大幅に緩和されることが予想される。そのため、学会参加や、標本調査など、来年度以降についてはある程度当初の予定通りに研究を遂行できるものと考えられる。
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Causes of Carryover |
COVID-19の蔓延による出張のキャンセル。 今年度実施できなかった分を来年度に繰り越して実施を行う。
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Research Products
(9 results)