2022 Fiscal Year Research-status Report
あらゆる作動流体に適応可能な微小領域における温度速度場定量可視化手法の開発
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21K14077
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
石井 慶子 青山学院大学, 理工学部, 助教 (80803527)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 流れの可視化 / 温度速度同時計測 / 温度場計測 / 複雑流体 |
Outline of Annual Research Achievements |
非定常場,相変化を伴う場,混相場などでは,スカラー場を定量計測する方法がほとんど存在しない.また,スカラー場の非定常的な変化をよく知るためには,その時の速度場を知ることも重要だが,温度速度を同時に計測する手法は,言わずもがなほとんどない. 高輝度な各種染料を選定し,二色粒子の合成を行った.ここで,一つの蛍光剤は熱によって発光スペクトル強度が変化する性質を持つものを利用し,もう一つはリファレンスとして利用する.この性質を利用して、非定常場で温度と速度を同時に計測することが期待できる. 本年度は二色の蛍光剤を含むマイクロカプセルを合成しその特性を調べた.この発光強度分布をRGBカメラでとらえたところ,おおむね良好な感度で計測可能であることがわかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高輝度な組み合わせの粒子を合成することに成功し,高い精度の計測法の実現が期待できる.
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Strategy for Future Research Activity |
2台のカメラを用いて分光をより正確に行い,更なる計測精度の向上を目指す. 複雑流動場の実際の計測に本手法を応用する.
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Causes of Carryover |
超音波ホモジナイザーが想定より安価に購入できたため,残額が発生した.次年度色素の購入などにあてる予定である.
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Research Products
(3 results)