2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of flamelet model for multi-feed system in low NOx combustor
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21K14100
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Research Institution | Japan Aerospace EXploration Agency |
Principal Investigator |
山本 姫子 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 研究開発員 (50791571)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Flameletモデル / 複数供給系 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、当量比や初期温度が異なる複数の供給系を組み合わせることで有害な窒素酸化物(NOx)を低減する低NOx燃焼器の燃焼現象の高速・高精度な再現に向けて、上流の反応で変化した温度や化学組成が下流の反応に与える影響を考慮することで複数供給系を表現するFlameletモデルの構築と検証を行う。二年目となる本年度は、複数供給系を考慮するFlameletモデルを用いた数値解析を現実的な計算コストで行うために必要となる「大規模Flameletテーブルの作成手順を効率化する自動化プログラムの試作」を行った。 また、2022年7月から2023年4月まで産休・育休を取得したことにより、当初の研究計画に遅れが生じている。2023年5月以降、当初予定していた「複数供給系を表現するFlameletモデルを用いた、多孔質円筒ノズルを用いた基礎燃焼試験を対象とする数値解析の実施」および前述した自動化プログラムの改良を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要でも述べた通り、2022年7月から2023年4月まで産休・育休を取得したことにより計画に遅れが生じた。当初の計画では「複数供給系を表現するFlameletモデルを用いた、多孔質円筒ノズルを用いた基礎燃焼試験を対象とする数値解析の実施」を予定していたが、本年度は本解析に必要となる「大規模Flameletテーブルの作成手順を効率化する自動化プログラムの試作」に留まったことから、進捗状況は「遅れている」とする。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年5月以降、複数供給系を表現するFlameletモデルを用い、多孔質円筒ノズルを用いた基礎燃焼試験を対象とする数値解析を実施し、一年目に得た解析結果および試験結果との比較考察を進めていく。また、本解析を実現するため、前年度に試作した大規模Flameletテーブルの作成手順を効率化する自動化プログラムの改良を行う。
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Causes of Carryover |
産休・育休の取得により計画が遅れ次年度使用が生じた。次年度予算は大規模Flameletテーブルの作成手順を効率化する自動化プログラムの改良の用途で使用予定である。
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