2021 Fiscal Year Research-status Report
Artificial intelligence of the blood pressure prediction for the personalized prevention at home
Project/Area Number |
21K14300
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
海塩 渉 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (90881863)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 血圧 / 循環器疾患 / 人工知能 / 個別化予防 / 住宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
■実績 2021年度は当該調査に関する生命倫理審査の許可を得て、冬季に血圧とともに、環境センサーによる温湿度データやウェアラブルセンサーによるパーソナルデータ(皮膚温・活動量・脈拍・呼吸数・睡眠の質等)、個人属性や生活習慣に関するアンケートの取得を行った。調査の実施にあたっては、調査協力者に集会場に参集していただき、調査目的や測定機器の使い方を始めとする説明を行い、同意を得た上で進めている。建築学と医学の連携調査事業の中で、共同研究機関である他大学の協力を得ながら、最終的には30名ほどの実生活場面での測定を完了することができた。現在は取得したデータの整理を進めている段階であり、2022年度以降の分析に向けた下準備に取り掛かっている。併せて今後構築するAIモデルに関する知見を収集するため、AI関連分野の研究者に対して、現在AI活用のために利用可能なソフトウェアとその特徴、適用すべきアルゴリズム(ランダムフォレスト、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク)等のヒアリングを実施した。 ■意義 本研究課題は、これからの医療の姿である「Preventive(予防主体), Personalized(個別化)and Predictive(予測可能)Medicine(PPPM)」の実現に向けて、人が最も長時間を過ごしパーソナルデータの宝庫である「住まい」をデータ集積の基盤として活用するための基礎調査である。客観的に測定した住環境データやパーソナルデータから、循環器疾患の強力な予測因子となる「血圧」をAIによって予測するという構想であり、社会実装も可能なエビデンスの蓄積に繋がることを期待している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行の状況を見ながら調査を実施する必要があったが、関係者の協力もあり、調査を無事に終えることができたため「おおむね順調に進展している」と判断した。本研究課題の申請当初は、2021年度に10世帯20名の調査を目標としていたが、既に目標サンプルを上回る調査が実施できた点も、順調と判断した理由の一つである。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、2021年度に取得したデータ整理を行いつつ、AIモデル開発に向けた検討を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
■次年度使用額が生じた理由 本予算から支出予定であった調査打合せの旅費は、新型コロナウイルス流行下で出張が難しかったことから、次年度へ繰り越している。 ■使用計画 来年度以降の調査の拡充(測定機器や消耗品等の購入)のために使用する予定である。
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