2022 Fiscal Year Research-status Report
デジタル時代の建築アーカイブズに関する研究:建築家・葉祥栄の資料を対象として
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21K14334
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩元 真明 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (50772513)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 葉祥栄 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究にかかわる論文・発表・寄稿・雑誌の編集協力として以下6件がある。①渡邉雪乃, 岩元真明. 葉祥栄設計によるミュージックアトリエの設計・施工プロセスに関する研究. 2022年度日本建築学会大会(北海道)学術講演梗概集 (Sep 2022). ②岩元真明, 井上朝雄, Nicole Gardner, Hank Haeusler, Jack Barton, Kate Dunn, Tracy Huang, Daniel Yu. 葉祥栄アーカイブとシドニーにおける展覧会「葉祥栄再訪」. 2022年度日本建築学会大会(北海道)建築教育部門PD「近現代建築プロジェクトがもたらしたアウトリーチとその課題」 (Sep 2022). ③Nicole Gardner, Hank Haeusler, Jack Barton, Kate Dunn, Tracy Huang, Masaaki Iwamoto, Tomo Inoue. Developing a workflow for a browser-based 3Dmodel environment to create an immersive digital archive”, CAADRIA 2022 (April 2022). ④「内住コミュニティセンター:時代を先駆けた竹型枠コンクリートの自由曲面」. コンクリート工学, Vol.61, No.2 (Feb 2023). ⑤「未来を先取りしていた新たな木造建築への木造建築への挑戦」. LIXIL eye, No.27 (July 2022) ⑥「デジタル建築史の出発点 Greg Lynn (ed.), “Archaeology of the Digital”, London: Sternberg, 2013.」. 建築討論 (Oct 2022).上記の成果により、交付申請書に記載した「建築記録の物理的保存、資料編成、目録作成、資料記述、公開の方法を具体的に明らかにする」という目的のうち、「建築記録の物理的保存、資料記述、公開の方法」に関する具体的検証が達成された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
シドニーにおける展覧会「Revisiting Shoei Yoh」によって、デジタル資料保存の展示手法を実践的に検証することができた。また、同展覧会の成果をまとめ、国内外で学術発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、カナダ建築センター(CCA)の協力を得て、デジタルデータのアーカイブに関してより詳細な研究を行う予定である。また、アーカイブ資料を建築保存に活用する実践的なケーススタディとして、「ミュージック・アトリエ」の保存活用計画の検討を行う予定である。
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Research Products
(7 results)