2023 Fiscal Year Research-status Report
高病原性鳥インフルエンザの侵入予測モデル構築とサーベイランスの向上に関する研究
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21K14995
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Research Institution | Hokkaido Research Organization |
Principal Investigator |
浅倉 真吾 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 農業研究本部 畜産試験場, 主査 (20835805)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 鳥インフルエンザ / 野鳥 / 疫学 / 生態ニッチモデリング |
Outline of Annual Research Achievements |
高病原性鳥インフルエンザ侵入予測リスクマップ作成のための生態ニッチモデリングによるモデルの構築に用いる、発生地点・日時、土地利用、標高、都市地域、水域、降水量、気温、渡り鳥分布のデータ収集および更新を行った。そのうえで試作モデルを構築し、それによるウイルス侵入予測リスクマップを作成し、プログラムが正常に動くことを確認した。一方、解析のためのデータフォーマットの統一が一部滞っており、必要なデータの一部がモデルに含まれていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
解析に用いるデータの一部がモデル構築に用いるには不適切でフォーマットの統一ができず、代替データの検討が必要であることが判明した。その点も含めてデータフォーマットの統一が一部滞っており、上述のとおり必要なデータの一部が未活用で不十分なモデルである。また解像度調整の際のリサンプリング法の妥当性の確認、空間的自己相関の統制と関連する要因の抽出、予測精度の確認が不十分または実施できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ウイルス侵入予測モデル構築に用いることができなかったデータの代替データを検討し、フォーマットを統一した上で十分なデータを用いたモデルを構築する。リサンプリング法の妥当性の確認、空間的自己相関の統制と関連する要因の抽出を行い、予測モデルとテストデータを用いて予測精度を検証する。
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Causes of Carryover |
研究期間を1年間延長したため、学会参加費等に使用する。
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