2023 Fiscal Year Research-status Report
霊長類の色覚型が隠蔽的・顕在的な色彩の脅威の検出に及ぼす影響
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21K15172
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Research Institution | Wako University |
Principal Investigator |
西川 真理 和光大学, 経済経営学部, 講師 (50771680)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 色覚 / 色覚多型 / 二色型色覚 / 霊長類 / 捕食者 / 広鼻猿類 |
Outline of Annual Research Achievements |
霊長類にみられる同一種内での色覚多型現象の至近要因が解明されつつある一方で、自然環境下での2色型色覚や3色型色覚の適応的意義については結論が出ていない。そこで本研究は、同一種内に色覚多型のある広鼻猿類を対象として、個体の適応度に直接的な影響を及ぼす脅威(ヘビ)を検出する状況に着目する。今年度は、行動実験を実施する予定であるボリビアリスザルの飼育施設Aにおいて、個体識別および飼育環境についての予備調査をおこなった。また、行動実験に用いるヘビを模した提示モデルの作成をおこなない、来年度の本実験に向けた準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
行動実験をおこなう予定であった霊長類の飼育施設Aにおいて、2023年5月まで新型コロナウィルス感染対策のため外部研究者の受け入れに制限がかかっていたため、行動実験の実施に遅れが生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行にともない、行動実験をおこなう飼育施設Aにおいて外部研究者の受け入れが可能となった。次年度は行動実験を実施し、その成果を国内学会にて発表する予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は予定していた行動実験が予備観察にとどまったため、直接経費の使用額が当初の予定よりも少なかった。次年度は本実験を実施できる見込みのため、行動実験を実施する飼育施設までの旅費や物品の購入に使用する予定である。
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