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2021 Fiscal Year Research-status Report

Elucidation of the role of CD38 in the pathogenesis of tubulointerstitial injury and myocardial injury in diabetic kidney

Research Project

Project/Area Number 21K15376
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

小倉 慶雄  金沢医科大学, 医学部, 助教 (30760409)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords糖尿病性腎臓病 / ミトコンドリア / 酸化ストレス
Outline of Annual Research Achievements

我々はNAD+分解酵素であるNAD+グリコヒドロラーゼ/ADPリボシルシクラーゼ (CD38) の遺伝子改変動物を用いて, CD38の糖尿病性腎臓病及び心病変の病態形成 (腎心連関) に果たす役割を解明することを目的とし、CD38遺伝子改変 (近位尿細管細胞特異的CD38トランスジェニック (TG), CD38 ノックアウト (KO) ) マウスを用い研究している。
本年度においては既に作成済である近位尿細管細胞特異的CD38トランスジェニック (TG) マウス (C57BL/6-Npt2-CD38TG) と、 また理化学研究所より供与済であり,CD38ノックアウト (KO) マウスを当施設内で安定して飼育を行い、安定した繁殖に成功した。
また申請書に記載した、
実験1: 近位尿細管特異的CD38TGマウスでは糖尿病状態による尿細管間質障害は増悪し, ニコチナマイドモノヌクレオチド(NMN), CD38抗体治療で改善するか?
実験2:糖尿病状態で誘発される腎・心病変はCD38 KOマウスにおいて軽減するか?
これら実験のうち、両マウスにおいての糖尿病状態における腎障害・心障害に関する実験は既に終了し、現在解析中である。解析結果を次年度以降の学会発表または論文発表できるように目指している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当施設内で、作成・供与いただいた、CD38遺伝子改変マウスを安定して飼育・繁殖することができ、またこれら遺伝子改変マウスを糖尿病状態にすることで腎障害・心障害を引き起こし、その状態を解析する実験についても概ね順調に進行させることができた。しかしその解析には若干遅れが生じており、途中経過をも含めてある程度の成果を学会発表などの公の場で今年度中に発表することが叶わなかった点においては、やや遅れていると自己評価する。

Strategy for Future Research Activity

申請書に記載した実験において、
実験1: 近位尿細管特異的CD38TGマウスでは糖尿病状態による尿細管間質障害は増悪し, ニコチナマイドモノヌクレオチド(NMN), CD38抗体治療で改善するか?
実験2:糖尿病状態で誘発される腎・心病変はCD38 KOマウスにおいて軽減するか?
これらの実験において糖尿病状態での解析を進めていき、早急に成果を発表することにしたい。
さらに、ニコチナマイドモノヌクレオチド(NMN), CD38抗体の購入も進めていき、次の投与実験を開始していきたい。

Causes of Carryover

当初学会発表などで今年度中の旅費使用を予定していたが、研究計画の若干の遅れのため、旅費として使用することはなかった.予定された額を使用することはなかったため、次年度使用額が生じた。来年度以降、学会発表などを予定しているため、使用予定である.

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Published: 2022-12-28  

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