2021 Fiscal Year Research-status Report
軟部肉腫の微小環境:肉腫関連線維芽細胞(SAF)の臨床病理学的、腫瘍生物学的役割
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21K15380
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
馬越 通信 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (00557457)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 肉腫関連線維芽細胞 / 腫瘍関連マクロファージ / 軟部肉腫 / 腫瘍微小環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
秋田大学医学部附属病院における軟部肉腫手術症例に対してに対して、肉腫関連線維芽細胞(SAF、癌関連線維芽細胞のカウンターパート)のマーカーである、αSMA(α smooth muscle action)、CD10を、腫瘍関連マクロファージ(TAM)の評価として、CD68、CD163、CD204の免疫染色を施行した。それとともに、肉腫症例の臨床情報、予後のdata baseの作成を行った。腫瘍関連マクロファージに関しては予後との関連の評価、統計的解析を施行し、腫瘍周囲のマクロファージの数が予後と関連することを見出した。SAFについてはまだ、明確な臨床的予後との関連を見出すことができてはいないが、現在、検討、分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
肉腫とマクロファージの関連についてはおおむね、順調に統計的解析まで行うことができていると考える。肉腫と肉腫関連線維芽細胞については、まだ、明らかな関連を見出すまでにはいたっておらず、今後の追加検討が必要である。 症例の集積、臨床情報のdata base作成については概ね、完了したと考えている。 課題が残り、やや遅れている部分があるが、計画通り進捗していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
肉腫症例に対して、aSMA, CD10以外の癌関連線維芽細胞マーカーである、FAPについても免疫染色を施行していく。また、すでに施行しているaSMA, CD10についてもさらに症例数を増やして、追加検討を行っていく。肉腫と肉腫関連線維芽細胞との関連が示された後に、マクロファージとの関連を検討する予定である。
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Causes of Carryover |
まだすべての免疫染色を施行し終えておらず、また、培養細胞株を用いた検査までにいたっていない。今後、計画通りに使用していく予定。
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